ホウレンソウの種まき
ホウレンソウはとても育てやすい野菜です。夏以外は育つし(夏用の品種もあります)、種は安い。害虫もキャベツ系に比べてぐっと少ない。発芽させるのが苦手という方もおられますが、ホウレンソウの種は殻がとても硬いのです。市販の種ならほぼ発芽処理がなされていますが、種まき前に水につけて発根を確認してから種まきして下さい。自家採種の種ならこの作業は絶対に忘れないで!発芽率が全然違います。これをやるだけで発芽はほぼ100%です。もう種まきしちゃったよーって場合にはこまめに水やりして、種の吸水を促して下さい。



ホウレンソウを発芽させるコツ
種まき時に水につけて発根させた種を使うだけで発芽はほぼ確実なのですが、大事なのはその後乾燥させて根を干からびさせないこと。双葉が上がるまで気をつけて下さい。
夏以外は育つと書きましたがやはり簡単なのは種袋に書いてある播種期間。この期間は苦も無く発芽生長します。
でも私は関西在住ですが、冬なら種まき後プランターバッグに透明のゴミ袋を被せます。標準の時期より時間がかかりますが発芽します。晩夏の種まき適期にまいたものを初秋の残暑でダメにしてしまった時などに試してみて下さい。逆に夏は夏用品種でもうまくいかないことが多いです。周年栽培を目指していろいろ挑戦中です。



ホウレンソウ栽培のコツ
発芽をクリアすれば割と順調に育つのですが、季節や温度によっては小さな青虫が付く場合もあります。家にあるプランターバッグでの家庭菜園という強みを活かして水やりごとに駆除していきましょう。「水やり=虫退治」この癖がつくと無農薬栽培が可能です。
ホウレンソウはベビーリーフからトウ立ち前まで収穫可能期間が長い葉物野菜です。春秋なら発芽から2週間くらいで食べられるボリュームになります。長期間収穫するには『最初に多く播種し生長するにつれて株を減らす』『葉っぱだけ収穫する』などのテクニックがあります。とくに生長した株は抜かずに葉だけ収穫してください。収穫の様子はTwitterやInstagramにUPしています。ぜひ参考にして下さい。
家で育てて採れたてのホウレンソウはアクがないので下茹でが不要です。料理する身になればそれだけでありがたい葉物野菜です。