『エボプライム種子』と『ネーキッド種子』について

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種子におこなうエボプライム加工とは?

硬い果皮を持つ種子におこなう加工です。

果種子を守る硬い種子は、充分に吸水しないと柔らかくなりません。
吸水させている間に種子が痛んでしまうこともあります。
代表的なのはホウレンソウの種子です。
自然採取のホウレンソウの種は発芽率がとても低く、同時に種まきしても発芽時期にバラつきが多いのです。

家庭菜園ならそれもいいのですが、出荷を前提に育てている農家さんにとって生育が揃わないということは致命的な欠点です。
それを解消するのがエボプライム加工、硬い果皮を削いで薄くする加工です。
このひと手間により果皮は土にまかれたあと速やかに吸水し、膨らんだ中の種子をすぐに押し出します。
多くの種子をまいても一斉に発芽するので農家さんの強い味方になります。
種子の保存期間にあまり影響がないのもうれしい加工です。

種子におこなうネーキッド加工とは?

ネーキッドとは「naked」、「裸の」というところからとられています。
ネ―キッド種子は硬い果皮(イラストの赤い矢印部分)を全部取り除き、中の大事なところのみ(イラストの黄色い矢印部分)を残した種子です。
だからホウレンソウの針種であっても丸種であっても見た目は同じになります。

これは本当に楽に発芽するのですが、エボプライム加工と違って短期に使いきらないとだんだん発芽率が下がってきます。
果皮に守られていないから当然そうなるのですね。

種子に殺菌処理は欠かせない

どちらの処理も種子に物理的な力を加えて加工します。
また種は海外からの輸入品がほとんどです。
エボプライム加工にもネ―キッド加工にも、種の汚染を防ぐため殺菌処理は欠かせないようです。

チラウム、メタラキシル、キャプタン殺菌剤として使用されています。

チウラム
チウラムとキャプタン
チウラムとメタラキシル

種子の農薬処理が嫌な場合

自然のままののホウレンソウの種はとても発芽しにいものです。
だからこそ専門の加工が開発されているのでしょうね。
ただどうしても農薬処理に抵抗がある方もおられます。
そんな時はホウレンソウの種を播種前に水につけて発根させておきましょう。
発根させてから種まきしても発芽の時期にはバラつきはあります。
でも何もしないよりはずっと改善され、発芽率がグッと上がります。
種まき前のこの作業、ぜひやってみて下さいね!

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どちらの加工も主にホウレンソウに使われます。発芽を揃えるためですね。プロ農家さんの計画的な出荷を助ける加工です。とても大事なことです。