透明ゴミ袋に入れるだけ温室!冬でもベビーリーフや花苗を栽培しよう!

ガーデニングは冬が暇問題

冬はガーデニングが暇になってしまいます。
なんで暇かというと気温が低くて植物が育たないから。
温度を維持できれば冬でもガーデニングは可能ですが、本格的な加温設備を整えるとなるとお金がかかってしまいます。

そこで透明ゴミ袋を利用して、お金をかけずに簡易温室をつくりましょう。
条件が揃うと真冬でもちょっとしたガーデニングが楽しめます。
室内でも室外でも使える、冬のガーデニングに便利な裏ワザです。

被せるんじゃなくてゴミ袋に入れる

見てもらった方が早いので写真を載せます!

え?これだけ?って思ったでしょうが、これだけです。
花の冬越しで鉢に透明ゴミ袋を被せるのと反対に、ここでは発想を転換してゴミ袋に入れます。
ゴミ袋を空気を入れて膨らませ、口を輪ゴムで折って縛るだけです。

ゴミ袋温室の中は軽くしておく

ゴミ袋温室はこういうものでできています。

プランター

ゴミ袋温室は常に太陽の当たる場所に移動させます。だから中は軽くないとダメ。
私はプランターとしてジフィーポットや台所で使う自立式水切り袋を使用してします。
苗を買った後捨てちゃうポリポットを使うのもいいんだけど、ポリポットって素人が使うと水捌けの悪いものがあるから要注意(プロはミスト管理している)
自立式水切り袋はプランターの代用として最適です。
軽くて丈夫、洗って何回でも使えます。
グロ子は安い時の買い溜めをおすすめしています。

トレイ

中の重さが均一にゴミ袋のかかるように、プランターの下にはトレイを置きます。
百均のプラスチックトレイが最適で、これは鉢皿の役目も兼ねています。

ゴミ袋

必ず透明のものを使って下さい。
乳白色で中の温度が上がっても、光が届かず植物がモヤシになります。
膨らませた状態で括るので厚手のものが扱いやすいです。

輪ゴム

ゴミ袋の口を折って輪ゴムで縛るというのが、一番空気が抜けません。
この縛ったところを持ってあちらこちらに移動させます。

ゴミ袋温室は太陽を求めて移動する

このゴミ袋はとにかく太陽の照っている場所に置いてください。
植物の成長に光は欠かせません。
太陽の当たる場所に置くと光が確保できるのと同時に中の温度も上がってきます。

上の写真は自立式水切り袋でホウレンソウのベビーリーフを栽培しているところです。
害虫にも狙われないので、ゴミ袋温室はベビーリーフに最適!

野菜は花より圧倒的に太陽を必要とするので、ベビーリーフ栽培のときはできるだけ外に出して太陽光に当ててください。
寒い日でも太陽さえ当たっていれば中の温度は上がります。
むしろ上がり過ぎてベビーリーフが煮えてしまうこともあります。
私は温度計をいれて温度を確認するようにしています。

ひるはしっかり太陽に当てて、夜間は暖かな室内に取り入れるようにすれば、徒長せずにしっかりしたベビーリーフが育ちます。

発芽の時は温度を高めに

花や野菜を発芽させるときは、温度高めで一定していると発芽率が高くなります。
室内で管理して一気に発芽させてしまいましょう。

上の写真はガザニアの花苗をつくっているところ。
私は一年を通じて種まきをしていますが、このゴミ袋温室で発芽させる時が一番時期が揃い、まいた種がおもしろいくらい一斉に発芽します。
温度、湿度を一定に保つことができるからだと思います。

暖房器具がエアコンなら温風のあたる場所においておけばOKです。
ホットカーペットや床暖の場合、プランターの底に直接熱が加わります。
気をつけておかないと土がすぐにカラカラに乾いて根が干からびてしまいます。
空気を介さず直接熱くなってしまうので、熱くなり過ぎていないかどうかをゴミ袋の底を触って確認することを忘れないでください。

ゴミ袋は常に膨らませておこう

空気の温度変化に従ってゴミ袋温室は膨らんだり萎んだりします。
徐々に空気がぬけていくので、萎んできたら空気をいれて輪ゴムで縛り直してください。

結露でゴミ袋の内側が濡れているとうまく膨らんだ状態では結びにくくなります。
そんなときは少しゴミ袋を乾かすと簡単になります。
実は私、夏に百均で売っていた浮き輪を膨らませるポンプ、あれ買って置けば良かったなーと今頃後悔しています。

グロ子
グロ子

まとめ

冬はお家時間が増えるのにガーデニングができないのが嫌すぎて思いついたゴミ袋温室です。
これでトマト育てて収穫するなんていうのはちょっと無理。
種をまいて花や野菜の苗をつくったり、ベビーリーフを育てるくらいの小さな小さなガーデニングです。
毎日育っていく植物をみるのは楽しいものです。

うちの庭です。
ゴミ袋温室、ぜひやってみてくださいね!