夏に強い花の世代交代が始まった
夏の気温上昇が止まりません。
朝の8時から夜の8時まで30℃を超え、最高気温は40℃近くまで上がります。
これは百葉箱で測る空気の温度なので、直射日光のあたる庭はもっと気温は高くなります。
夏に強い花を選りすぐって植えても、枯らさないのが精一杯。
とてもじゃないけど花をキレイに咲かせるところまでいかないし、そもそも蕾が上がってきません。
私は日々草の品種違いを毎年たくさん植えていますが、品種によっては全く蕾が出てこない。
ペチュニアも蕾の時点で日焼けしてしまう。
温暖化がさらに進んでいるため、毎年夏を通して咲いてくれていた花が咲かなくなってしまいました。
下の写真はスーパーアリッサムです。
スーパーアリッサムは、もともと真夏は花が減ります。
それはいいのですが、葉がこの状態。
高温障害で葉焼けし、白茶けて見苦しくなってしまっています。
グランドカバーのスーパーアリッサムがこれでは庭が廃墟のようになってしまいます。
グランドカバーのスーパーアリッサムが見苦しいうちの庭ですが、この酷暑でも元気に咲いてくれている花もあります。
ルドベキア
ルドベキアはここ数年、大注目されている新世代の夏に強い花です
エキナセアとの違いは成長スピードの速さで、2年で大株になります。
初夏から秋まで新しい花が次々と咲きますが、咲いている花も萎れません。
多年草と一年草の両方あるので気をつけてください。
センニチコウ
センニチコウは背が高くなって間延びする品種か、変にちんちくりんで20cmくらいにしか育たない品種かの両極端で敬遠されがちですが、最近は分岐しやすい品種がたくさん出てきました。
切り戻しして分岐させつつ、80cmくらいにキープして育てると間延びせず、暑くても花が途切れません。
だらだらと大きくすると、高温障害が出てしまうので気をつけましょう。
ヘリオプシス
ヘリオプシスも高温に強く夏中咲きます。
姫ひまわりとも呼ばれますが、ひまわりとは違い多年草です。
品種が少なく、花色のバリエーションがないのが辛いところですが、花期が長いので庭にはありがたい花です。
今後が期待されるので、きっと数年でいろいろな品種が一気に発売されるのではと思っています。
常に新しい花が開発されている!
夏に強い花にも世代交代の時期です。
聞きなれない名前の花が、続々と品種改良されて市場に出てきました。
従来の常識にとらわれず、聞きなれない花にも挑戦していきましょう。
夏のガーデニングの悩みが一気に解決するかもしれませんよ。