ガーデニングをやる余裕がない
ガーデニングは大好きなんだけど、家事や仕事をこなすだけで精一杯で時間がとれない。
時間は確保できそうなんだけど、自分が体調を崩してしまって体力的にキツイ。
長年ガーデニングをやっているとこんな時期が必ずあります。
子育てや親の介護では、自分の予定が全く立たなくなる時期が何年も続きます。
楽しいはずのガーデニングがちょっと苦痛になってきた。
ガーデニングは続けたいけど、作業量を減らさないと対応できない。
そんな時にはカラーリーフプランツを利用しましょう。
カラーリーフプランツは、目的に沿って選べば、信じられないくらいにローメンテナンスです。
なせカラーリーフプランツがおススメなのか
花よりも葉の鑑賞を目的とするカラーリーフプランツ。
切り戻しや花がら摘みの手間、肥料のタイミングを気にする必要がありません。
植えたら植えっぱなし。
ガーデニングを楽にするには、植えっぱなし植物を上手に取り入れるのが最短方法だと私は思っています。
カラーリーフプランツはベテランガーデナーに人気があり、幅広い品種が市場に出ています。
葉っぱであっても花に劣らぬ見応えがある品種も海外から輸入されています。
ただ海外品種が多いため、日本で楽をするために植えようとすると、チェックしておくべきポイントがあります。
どのようなカラーリーフプランツを選べば楽できるのでしょうか。
多年草のカラーリーフプランツを選ぼう
楽が目的なので、屋外で冬越しする多年草であることが絶対条件です。
カラーリーフプランツは、屋外で冬越ししないものがけっこうあります。
毎冬、鉢に移植して家で冬越しさせるなんて手間が増えるだけ。
コリウスも屋外で冬越ししないので一年草と考えてください。
必ず冬も屋外で植えっぱなしできる多年草かどうかをチェックして選んでください。
葉を落とさない「常緑」のカラーリーフプランツを選ぼう
カラーリーフプランツは、一年を通じて葉を落とさない「常緑」を選びましょう。
屋外で冬越しするカラーリーフプランツであっても、ツタのように季節によっては葉を落とすものがあります。
葉が落ちたり地上部が消える多年草は、その場所の土がむき出しになり、雑草の原因となりますし、何よりも見た目が悪い。
カラーリーフプランツはその葉色が黄色であっても赤であっても、周年葉を落とさないなら「常緑」と表記されます。
ややこしいのですが、とにかく楽をするためには、常緑のカラーリーフプランツを選んでください。
おススメはヒューケラ
私は最近「ヒューケラ（別名ツボサンゴ）」を庭に増やしています。
ヒューケラは、上記の多年草で常緑であるという条件を満たすカラーリーフプランツ。
葉色はバリエーションが広く、単色のものや多色のものがあり、花がら摘みの必要がない可愛い小花が長期間咲きます。
私も昔からヒューケラは大好きだったのですが、以前のヒューケラは直射日光に弱かった。
我が家の庭は日当たりが強く、秋に植えては次の年の夏に枯らすを繰り返していました。
でも最近、直射日光に耐えるように品種改良されたヒューケラが市場に出回ってきました。
PWのヒューケラドルチェ
下の写真はPWのヒューケラ ドルチェです。
PWのHPから写真をお借りして並べてみましたが、葉色のバリエーションの広さがおわかりいただけますか？
そして季節によって葉の色がキレイに変わります。
単調になりやすいカラーリーフプランツも、これなら季節感が演出できます。
日光に強いと銘打ったヒューケラドルチェ、私の庭の日当たりが強すぎるのか、弱っているものもあります。
けど昔のヒューケラと比べたら全く違う。
別にPWのPRではないので、今後ハルディンや他の種苗会社のヒューケラもいろいろ試してみるつもりです。
カラーリーフプランツは経済的でお洒落
花を植えていた場所の半分をカラーリーフプランツに植え替えるだけで、後の庭管理が驚異的に楽になります。
花を意識するかしないかでこんなに変わるのかとびっくりです。
大きな鉢の寄せ植えも、カラーリーフプランツをベースに植えておけば、手前の花だけ季節に合わせて取り替えれば完了です。
これは経済的にもかなりお得なのではないでしょうか。
花は好きだけれど、カラーリーフプランツはちょっとなぁ…って人もおられます。
ホームセンターの園芸コーナーでも、カラーリーフプランツは売れ残ってしまうという話を聞きます。
でもこれだけ華やかな品種が増えているのに、カラーリーフプランツを利用しないなんてもったいないではありませんか。
実際カラーリーフプランツ植えてみた皆さんおっしゃるのが、庭や寄せ植えがグッと垢ぬけたということ。
花ばかりぎっしり植えるより、カラーリーフプランツを添えた方が一個一個の花が引き立つのです。
ガーデニングが楽になって、その上お洒落も演出できるカラーリーフプランツ、最高ではないかと思っています。
ガーデニングがしんどくなったら、いろいろな方法を取り入れて、作業を減らしてしまいましょう。
いつも言っていることですが、趣味は楽しくないと意味がありません。
その時々のライフスタイルに合わせてガーデニングと付き合っていきましょう。