コスパ優先なら苗を買おう!

野菜苗が買いやすくなった

以前は家庭菜園であっても野菜は種から育てる人が主流でした。野菜苗が気軽に買える園芸店が少なかったのです。でもここ十年で状況は変わってきています。かなり都心のホームセンターでも野菜苗を置くようになりました。

種のコーティング加工について調べていた時(『ペレット種子』を正しく知ろう『エボプライム種子』と『ネーキッド種子』)種苗会社の方にお話を伺いましたが、家庭菜園は始めてもやめてしまう人が多いのでどうすれば続けてもらえるのかが課題とのことでした。今は花だけではなく野菜苗の出荷に力を入れておられるそうです。

苗がベストな時もある

野菜苗の出荷量が増えると同時に単価が下がってきています。 トマトやナスの苗はブランド品種であっても安くなった。 アブラナ科のブロッコリーやカリフラワーの苗も定価が以前の半額くらいになりました。発芽に加温が必要な夏野菜の苗、種を買っても虫に弱いアブラナ科野菜の苗はもう買った方が手っ取り早いです。これらの種は種であっても他の野菜より高いので、2株か3株だけ欲しい場合は手間を考えたなら苗を買う方が安くて早い。発芽させるためのポットや受け皿、専用の土、虫除けネットを買う必要もなくなります。

「楽したい」は悪いことじゃない

数百円のことなら値段に関係なく楽したいというのもありです。当然です。趣味の家庭菜園でストレスをためてはいけません。楽したい気持ちに蓋をしてはいけないと思います。私は中途半端に種が在庫になっていくのがいやなのであえて苗を買う場合があります。

趣味に無理は禁物、お稽古事ではありません。毎回種まき全滅ならすっぱり諦めて苗を買いましょう。種まきが自分に向いてなくて上達する自信もない。だったら野菜でも花でも得意なプロが育てた苗を使えばいいだけの話です。

臨機応変に考えよう

せっかく好きな趣味を見つけたのにお金や時間がなくてやめてしまう。そんなのバカらしいですよね。そんな時はいったん趣味の費用や手間をグンと少なく出来ればやめずに済みます。もし休んだとしても再開しやすいです。

プランター栽培の家庭菜園。余裕のない時は買ってきた苗1株植えるだけでも、食べたネギの根っこ埋めるだけでも良いじゃないですか。枯らして罪悪感にかられる必要もありません。大事なことは続けること、休んでもまた始めることです。買ってきた苗を適当に植えるだけで立派なガーデニングや家庭菜園だと思います。堅苦しく考える必要はありません。自分が楽しければそれで良し!です。