プランター栽培の肥料① 

プランターバッグ/狭小家庭菜園/野菜栽培

良いのは重々わかっていてもニオイがすごくて持て余す有機肥料。家庭菜園愛好家に嫌われがちな化成肥料。肥料への認識ってそんなものですよね。今は無肥料栽培などもトレンドとなっていますが、プランターバッグやプラスチックプランターなどの限られた土で栽培する場合、完全無肥料ではちょっと厳しい。安心安全な野菜を上手く栽培するにはどうすればいいか。それを長く続けるには何に配慮すればいいか。目的を明確にして一歩前進していきましょう!

グロ子
グロ子

グロ子です。
プランター栽培で使う肥料の量なんか知れてるのに鶏糞減らなくて泣きたくなったことがあります。

https://www.youtube.com/watch?v=vXRczb-khWs

それぞれ成り立ちが違う

有機肥料は肥料となる栄養分を動植物から生成しています。代表的なものは鶏糞、油粕、魚粉、草木灰など。なのでいわゆるNPK以外にも様々な微量要素も含まれています。また有機物を分解することによって微生物も増えそれが土壌改良となります。化成肥料の原料は空気中の窒素やリン鉱石カリウム鉱石で、これも本来自然にあるもの天然物から作られているのですが、化学的な工程を経て抽出して作られるため微量要素は含まれていません。

そうなると機能が違う

有機肥料には肥料としての機能と土壌改良の機能があります。一方化成肥料には肥料成分のみ。ストレートにそれのみです。化成肥料は土が傷むというのはそのため。私は最初家にあった化成肥料を使っていて、土壌改良を植替えのタイミングで行っていました。葉物野菜などの栽培期間が短いものは良いのですが、栽培期間の長い野菜では撤収後の土が荒れてしまって再生するのに時間がかかり、コスパを考えて廃棄したものもありました。その反動でこんどは有機肥料をあれこれ使用しましたが油粕や鶏糞などは加工して粒状、粉状にしたものでもニオイがあります。庭で使うのにはちょっと不向き。マンションのベランダ菜園も風向きによっては気を使うのではないでしょうか。化成肥料にはほぼニオイはないのですが。

そしてやっぱり効き方が違う

有機肥料と化成肥料では効いてくる速さが違います。有機肥料は遅効性肥料、緩効性肥料とも言われ効きが遅い。つまり元肥向きです。ニオイがあるにもかかわらず効きはゆっくり。つらいところです。また効きが遅い為につい使い過ぎてしまいます。栽培していた野菜を撤収しても使われない肥料分がバランス悪く土に残留している場合も多いです。化成肥料には速効性がありますが、微量要素が含まれていません。微量要素は植物の生長に不可欠であり、マグネシウムや鉄などが欠乏すると植物は弱って病気になり育ちません。肥料は足りていても植物は育たないのです。そして長期の栽培や繰り返しの使用で限られたスペースの土が駄目になってしまいます。

野菜の栽培期間に使いたいなら

居住エリアと隣接するスペースでプランターバッグに使用するなら有機成分入り化成肥料がまず無難ではないでしょうか。いまの有機化成肥料(ネーミング紛らわしい!)は有機寄りのものが増えています。微量要素も多く含ませてあり、土壌改良効果も期待できます。また効きは何日間かも表示されているので使い過ぎが防止できます。「化成」という響きに違和感を持ってしまいますが、有機肥料からニオイを抜いてNPKをバランスよく足したものが出てきています。有機成分が多いものを選んで下さい。油粕や魚粉などから見ればかなり割高。でも市民農園などではなく家で楽しむ家庭菜園では肥料はそんなに量は使いませんし使うべきではありません。

元肥に使いたいなら

この場合は有機肥料一択だと思います。ただ市民農園などで使ったりするのでない限り、割高であっても小分けのものを購入して下さい。有機肥料は保存中に虫が湧きます。また土に入れ過ぎても土中で虫が湧くこともあります。そして残留化成肥料の地下水汚染が環境問題として注目されていますが、有機肥料であってもそれは全く同じだと思います。有機であれ化成であれ過剰施肥は無肥料よりずっと問題なのです。適量を守りましょう。有機化成肥料にも元肥に使えるものが増えてきており、それが有機成分が多いということかと思われます。