コンポストにバケツは厳禁!

コンポスト

プラスチックバケツ?バカじゃない?

敢えて煽ってみました(笑)

YouTubeで見かけて「わー、よくこんな無責任なことを」と思っていたのですが、意識して調べると結構おススメしている動画やサイトがあり驚いています。百歩譲って底穴や空気穴を開けているならともかくバケツそのままで生ごみコンポスト。これ、実際やって言ってるの?適当でしょ?

液漏れしないバケツをコンポストに出来れば手軽で便利です。私もバケツのサイズを変え、生ごみと土と発酵促進剤の割合を変え、何回も何回も挑戦しました。でもダメです。100%腐敗します。真冬にやれば腐敗はすぐには始まりません。でも発酵もしない。単に生ごみが低温保存されているだけです。最終的には低温であっても絶対腐敗します。

理論上なんて意味ない

『土の中で起きること』をコンポストで再現する、その考え方は正しいと思います。ただそれをそのままバケツで再現させるのは無理。見た目だけ土や発酵促進剤に包まれた生ごみが出来上がっても通気性も排水性もありません。土の上に設置する底のないプラスチックコンポストと混同しては危険です。大きなバケツであっても気温の影響ですぐに中の温度が上がり生ごみからは水がでます。逃げ場のない水分がすぐに腐敗の原因となるのです。

通気があれば好気性発酵が始まり、水分は空気とともに逃げていきます。好気性発酵であっても水アブが来てフェニックスワームが湧きますが発酵がすすむので1サイクルで収まります。次から次へと虫が湧くという状態ではありません。

通気性のないバケツでコンポストをやると水アブだけでなく蠅が湧きます。発酵ではなく腐敗している証拠です。通気のない中で腐敗はゆっくり進み蠅は何サイクルも湧き続けます。つまり何回も卵を産み数はネズミ算式に増えていきます。雑菌を入れないようにすればいいのでは?という考えもあります。けれど冷蔵庫の食料でも傷むときは傷む。家庭でできることではありません。

バケツで「よく混ぜる」は不可能

では通気性のないバケツであっても通気性を確保しているのと同等に混ぜよう!そう思いますよね。私も最初はそう思いました。

でもバケツの中身を隅々まで新しい空気を含ませて混ぜるのは不可能です。簡単なようですが本当に無理。底の隅から蠅の蛆虫が湧きました。お菓子を作る人なら粉を捏ねるボウルを持っていますよね。ボウルのそこは球形、底の隅はありません。私はコンポストをやってあの形の大切さを痛感しました。ボウルになぜ底の隅がないのか。混ぜれないからです。

バケツは論外ですがプラスチックプランターも実は同じです。全く底がないプラスチックコンポストでない限り、排水穴があっても底の隅に水が溜まるなら腐敗は必ず始まります。その腐敗が始まった水をよく混ぜて全体に馴染ませてしまうのだから結局混ぜても結果は腐敗なのです。

腐敗させてしまったら

最善は土に埋めることです。これが一番簡単で手元からも離れるのでストレスがないと思います。

埋める場所がない場合は、通気性のある袋に土と混ぜて入れ放置しておきましょう。最終的には腐敗であっても土には戻ります。手前味噌ですがgrowfood365のプランターバッグのメッシュみたいに本体が水分を吸収しないものが良いです。不織布プランターバッグのような、本体の素材が腐敗した水分を含んでしまうものは腐敗臭がずっと続きます。不織布プランターバッグを使うなら薄いものの方が良いと思います。

情報を鵜呑みにする前に

何かの画期的な方法をネットで見つけたら、その情報の発信者の他の情報もチェックしてみましょう。またその画期的な方法をネットで検索してみましょう。それから実践しても遅くはないです。コンポストのバケツなら他に使い道もありますが、いろいろな道具を揃えなくてはいけない方法なら尚更です。

いまSDGsブームで「これはないわー」って情報がお洒落っぽく流行に乗って出回っています。私も偉そうに言ってますが見た目だけに騙されて精査せず実行し、繰り返し失敗して後悔していることたくさんあります。

最近のコンポストの情報、実際にやり続けてない人がその場だけの作業で発信していると思われるものが多すぎます。
腐敗させた生ごみは近辺にも迷惑だし処理にも気を使います。不確かな情報に振り回されないように注意して下さい。
メリットだけを強調してデメリットを隠した情報に注意しましょう。自分のやり方が悪いのか元々の方法に無理があるのかなかなか判断が難しいからです。これは私も気を付けたいところです。知って欲しい情報があっても、良い点悪い点隠さずお伝えしていこうと思いました。