最低限でOK!簡単に土を再生する方法

本当は新しい土を使いたい

土の再生やってますか?
節約になる土の再生、ファイナンシャルプランナーとしてはぜひおススメしたいところです。
土の捨て場がないから再生させて使ってるという人も多いですよね。
本当は新しい土を使いたいのにしょうがなくやる作業、出来るだけ簡単に済ませたいです。
必要なポイントを押さえてシンプルに終わらせましょう。

私はプランターバッグを200個近く管理しています。
30年以上このやり方でやっていますが問題ありません。
丁寧に行った土の再生もありますが、このやり方と差を感じたこともないのです。
面倒と思わずに実行できる、簡単な土の再生方法を紹介します。

なぜ土をまたそのまま使ってはダメなのか?

  1. 根や雑草などのゴミが混ざっている
  2. 殺菌する必要がある
  3. 土が酸性に傾いている
  4. 土壌微生物と腐植物が減っている

土をそのまま使い続けてはいけない理由は諸説ありますが、上の4点が代表的なものと言えるでしょう。
でも本当にそうなのかは疑問。
もっと気楽に考えましょう。

根や雑草は野菜を抜いた時にとってしまおう

植物を撤収する時に、地上部だけ取り除いていませんか?
そうすると根が枯れて見つけにくくなったり、残った雑草に種が付いたりします。
後で選り分けるために土ふるいをかけるのはとても面倒。
同時にやる方が根もつながっていて見つけやすいのです。
植物を撤収する時に、根は取り除いておきましょう。

再生土の殺菌は厳密にやる必要なし

「土をシートに薄く広げて天日によく当てる」
どのテキストにも書いてありますが、これ言うは易く行うは難しです。
こんなことやるスペースありません。
あったとしても風が吹いたらとうなるか。
ベランダ菜園ならご近所トラブル間違いなしです。

私は土入れでよくほぐし、太陽に当てながらかき混ぜてざっと乾かします。
土入れが無ければ、植えていたプランターの中でやれば良いと思います。
急な雨や風が心配な時だけ、黒いビニール袋を土の表面にかけています。
黒いビニール袋に土を入れて太陽にあてて蒸す作業もしていません。
熱湯をかけるなんてこともやっていません。

ウイルス病が出た土の処理方法

ウイルス病が出た土にも特別な消毒はしていません。
ただすぐに使わず一年ほど寝かせるようにしています。
菌も腐食されるのでまた問題なく使えています。
ウドンコ病であっても、菌が付着していた株の残骸を丁寧に取り除いておけば大丈夫です。

再生土のpH酸度は気にする必要なし

土は雨で酸性になるとテキストにあります。
雨でそんなに土の酸度が変わるものなのか、実際に測ってみました。
全然気にする必要なし。
栽培期間が半年以上の野菜でも、雨ざらし栽培後の酸度は標準。
標準値から外れるほど酸性に傾いていたことは一度もありませんでした。
この為にpH測定器を買ったのに、肩透かしでとても残念な気がしました。

再生土に土壌微生物と腐植物を補う

これはやらなくてはいけません。
市販の土の再生剤を規定通り混ぜておきましょう。
私はコンポストの生ごみ堆肥を入れることにしています。
腐葉土やバーク堆肥を使うこともあります。

土の再生の仕上げは珪酸塩白土

私が使い古しの土で気にするのは不完全に溶け残った固形肥料です。
栄養分の偏りがでて連作障害の原因にもなります。
固形肥料は植物が使い切る量を入れるようにしたい。

珪酸塩白土には肥料を効率よく長く効かせるという効果があります。
これを使わない手はありません。
それだけではないのです。
土の団粒化を助けて水通りをよくしますし、雑菌の繁殖を抑える効能もあります。
ミネラルを多く含んでいるので水耕栽培にも欠かせないアイテムです。
家畜の肥料にも使われる安心できる天然産出物、珪酸塩白土を土の再生の仕上げに混ぜておきましょう。

土壌改良のためにはいろいろなものがあり、凝りだすといくら揃えても際限がありません。
けど珪酸塩白土に関しては買っておいて損はない。
むしろあれこれ買うならばまず珪酸塩白土を買っておきましょう。
「ミリオン」という商品名で、置いていないホームセンターはないと思います。

園芸はかなり体力を使う趣味です。
運動がてらやるときはいいのですが、疲れている時は正直キツイ。
手を抜けるところはどんどん抜いていきましょう!