ジャガイモが徒長する原因
春と秋、何年もジャガイモをプランターバッグで袋栽培してきましたが今年の春植えジャガイモを徒長させてしまいました。
徒長したのは全てのジャガイモではなく一部のみ。
でも袋栽培なので時々置き場をシャッフルし、同条件で育てているつもりでした。
ジャガイモが徒長するなんて全くの想定外、認めたくはなかった。
けどなんといっても徒長、絵にかいたような徒長です。
徒長の原因についてあれこれ調べたら、私には初期の知識がすっぽり抜けていることに気が付きました。
徒長の原因というのは下の5つの要素が考えられます。
- 日照不足
- 水分過多・加湿
- 窒素過多
- 高温
- 無風状態
日照不足、水分過多、窒素過多はいわば徒長の三原則です。
そこはピンときましたが高温と無風状態って知らなんだ。
海外サイトのレストランシェフのブログを読むとLEDで育てたレタスは水っぽくて美味しくないとあることが多くて実は私もそう思っていました。
それは無風状態で徒長したレタスだったのかもしれないと納得!
葉だけ見ていたら徒長していたかどうかはもうわかりませんものね。
LEDレタスはともかく今回シャガイモの徒長の原因を探ります。
ウチの庭は異常に日当たりがよく普段から風がキツイ。
しかも私がやっている袋栽培は「日光と風を通す」を売りにしている 自分で販売しているプランターバッグ3L です。
日々葉物野菜の葉焼けや庭木が風で折れることを心配しているのくらいなのでそれはない。
日照不足と無風状態は却下です。
たまたまですが今回のジャガイモ栽培から固形肥料を使っていません。
固形肥料を使わない野菜栽培を模索中なので窒素過多はありえない。
なので窒素過多も却下です。
残った原因は水分過多と高温。
これには心当たりがあります。たぶんこれが徒長した理由だと思います。
ジャガイモの徒長、原因は私
4月下旬、バケツに一気に水が溜まるようなめちゃくちゃな豪雨が何回も降りました。
そしてその合間にカンカン照りです。
ジャガイモのプランターバッグはその頃増し土を終え、頻繁に移動させていませんでした。
徒長したジャガイモのプランターバッグは日当たりが良すぎ、なおかつ水道栓の近く。
私は手を洗って残ったバケツの水をジャガイモにかけてしまっていたのです。
雨の後でたっぷり水分を含んでいようがいまいが反射的に、一日何回もバケツの残り水をかけていました。
普段は庭に流すんですが、今年はたまたま目の前にジャガイモがあったのでそれだけの理由です。
これは自分の行動を思い返すまでやっていた自覚もありませんでした。
1週間以上ジャガイモの土は加湿状態であったと思います。
こんなことで徒長すんの?と思うけど原因は多分これです。ジャガイモかわいそう。
ジャガイモの徒長は畑でもあるらしい
調べるとジャガイモの徒長は珍しいものではなく、畑栽培でもあるそうです。
徒長してしまうと自立があやしくなるので支柱をするそうですが、支柱立てるとき地中のジャガイモに突き刺すなんてことはないんでしょうか。
でもそのまま放置しておくと、根元で茎が折れては元も子もなくなりますものね。
支柱を立てて対策をすれば、徒長し草丈の高くなったジャガイモでも収穫は問題ないそうです。
私も不安になって支柱を立てるべきか確認したのですが、プランターバッグの縁で支えられているので別にいいかと支柱はやめました。
培養土袋のジャガイモ袋栽培ってどうなんだろう?
前から思っていた疑問があります。
培養土袋の袋栽培ジャガイモはその点をどうクリアしているのでしょう?
あの袋に通気性はありません。
畑栽培のジャガイモ徒長は、湿度の土地ににマルチ栽培をした場合に起こるそうです。
それは通気性のない培養土袋のジャガイモ栽培にも言えることではないのでしょうか。
通気性のない培養土の袋栽培はどうやって5月6月の加湿を切り抜けているのか気になりました。
ジャガイモの徒長は収穫量には関係ない
原因がわかり水やりをやめたのでジャガイモの徒長はストップしました。
現在5月に入ったところなので収穫までには少し時間もあり、ジャガイモが水っぽくなるという心配もなさそうです。
早めに気が付いて良かった。
根物野菜は手がかからず何もしなくていいので楽なのですが、余計なことをしたらだめですね。
収穫にも影響なさそうでほっとしました。
今回徒長について調べ直し、LED野菜や室内栽培について思うところがあったのが大収穫でした。このことは改めてまとめようと思います。