戸建ての敵 コンクリートの隙間雑草を除去するには

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隙間の雑草は戸建て住宅の敵

戸建て居住者が頭を悩ませるコンクリートのひびから出る雑草。
私も本当に困っています。
雑草というものがなかったら人生どんなに楽だろうと思います。
雑草は秋冬には姿を潜めていても、4月あたりから目につくようになる。
梅雨の頃になると一雨ごとに存在感を増していきます。

薬剤を撒けばいいのでしょうが除草剤には発がん性物質が含まれています。できるなら使いたくない。
健康を気にして身体に良い食事や運動を心掛けているのに、雑草ごときのための除草剤でがんを誘発されてどうする。
私は庭で家庭菜園をやっているので絶対に除草剤を使いたくありません。

コンクリートのひび割れを広げる雑草の生長

除草剤を使わない以上、百歩、いや百万歩譲って花壇の草抜きは我慢します。
でも何が困るってコンクリートやブロックの隙間から生えてくる雑草!抜きにくい!
絶対ダメ!やってはいけない塩の雑草処理 の記事で偉そうなこと書いている私ですが、塩を撒きたくなる気持ちはよく分かる。影響がないなら私も撒きたいくらいです。やらないけど。

コンクリートの雑草は面倒でも小さなうちに処理しておきましょう。
なぜなら雑草は生長とともにひび割れや隙間を広げていきます
そのひび割れが鉄筋の錆や新たなひび割れの原因となるからです。
隙間雑草の処理は庭仕事というよりは家のメンテナンスと言えるかもしれません。

まず手袋をして雑草を抜けるところまで抜く

こんな感じで雑草が生えているの、よく見かけますよね。

上の写真の緑の大きな葉はホタルブクロ、上にも下にもある赤い葉はヒメツルソバです。
どちらもなかなか抜ききれず、そして放置すると短時間で大きくなる厄介な草。
今がやっつけ時です。

隙間雑草を抜くときは絶対に手袋をして下さい。コンクリートに擦れて指先がガサガサになってしまいます。
私は ガーデニングで手や爪を汚さない方法 で書いたポリ手袋とプラスチック手袋の二重着用でやってます。
軍手や園芸手袋だと小さな雑草が摘まみにくいと思っている方、一度試してみて下さい。滑らなくて抜きやすいです。

手袋着用後、出来るところまで草を抜きます。

頑張って抜きましたがホタルブクロもヒメツルソバも根っこが切れた感触がありました。
根が抜ききれず切れて残るとまたすぐに雑草が生えてきてしまいます。

雑草を抜いた後に熱湯をかける

隙間の雑草の抜ききれなかった根を枯らすには熱湯が効果的です。
熱湯は熱いまま狭い隙間の奥まで伝わって根を枯らしてくれます。

熱湯を持って庭をウロウロするのはとても危険なので、私はポットで沸騰させた湯をマイボトルに入れてかけています。ちょっとは温度が下がってしまいますがそれで充分です。

乾いたらもう一回熱湯をかける

熱湯なのですぐに蒸発します。乾いたらコンクリートが余熱を持っているうちにもう一回熱湯をかけます。

熱湯を2回かけることで完全に雑草を枯らすことが出来ます。
隙間の雑草は根を綺麗に抜き去ることが難しいので、台所と庭を2往復するだけでできるこの方法はぜひ取り入れて頂きたい。
薬品を使わないならこのやり方がコンクリ―トの隙間雑草に一番効果がある方法です。

地下茎で繋がっているドクダミやホタルブクロが一度隙間に入り込むと、見えたところだけ毟っても残った根からすぐに葉が出てきます。
熱湯をかけると隙間の隅々まで行き渡って綺麗に枯らすことができました。

熱湯での除草、どこにでも効果があるのかと言えば残念ながらそうではない。
いろいろやってみましたが地面の雑草には効果がありませんでした。
土に多めに熱湯をかけても根まで一気に熱湯が伝わらないみたいです。
温度も土に染み込むことですぐに下がってしまいます。

熱湯はアリの巣も退治できる

熱湯はアリの巣にも効果があります。
申し訳ないけど熱湯をかけると蟻はすぐに巣を移動してくれます。
何匹かに被害がでているとは思いますが薬品を使って全滅させるよりかは熱湯の方がマシなはず。
蟻を根絶やしにしたいわけじゃない、ここから巣を移動して欲しい。
そんなときは巣に軽く熱湯をかけるといなくなってくれます。
このときは2回かけなくても1回で充分です

隙間の雑草を防ぐ商品もある

大好きなネット徘徊をやっていてこんな商品を見つけました。
知らなかったのは私だけかな?

「すきま埋めるくん」
除草剤ではなくでコンクリートの隙間を埋めるもの。
ネーミングは嫌いじゃないけどレビューが賛否両論あります。
やってしまってもう後戻りできないよりかは日数が経つと流れて効果がなくなる方が私にはとっつきやすい。
元からのコンクリートの色と処置したところの色がかなり違うなら使う場所を選ぶかもですね。

こちらの方が雑草に特化した感じの商品ですがシーリング材って言うのが気になる。
乾いたら光沢出ちゃうのかな?
コンクリートの隙間がかなり開いてしまってとにかく埋めておかねば!って時に使うものなのかもしれません。
空き家などでマメに見に来れない家の隙間雑草などには便利なのかもしれないな。

小さいうちにマメに抜くのがベスト

家を傷めかねないコンクリートの雑草。
ぜひとも手軽な熱湯で処理してみて下さい。
隙間雑草は小さなうちに対処するのが一番楽で効果が高い。
庭仕事の最後にマイポットに熱湯を入れてかけるだけです。癖にしちゃって下さい。

雑草の放置はコンクリートの劣化を招き、家の資産価値を下げてしまいます。
見た目もなんか貧乏くさい。空き家みたいで用心も悪いです。
戸建ての宿命、コンクリートの隙間雑草を熱湯で枯らしてしまいましょう!