安い黄色のビオラを狙え!パンジービオラの賢い買い方

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パンジービオラの苗を買おう!

9月末からホームセンターに出回るパンジービオラ。
パンジーとビオラは同じ花ですが、花のサイズで呼び名が変わります。
ここではひとまとめにパンジービオラと表記させてください。

パンジービオラはガーデニングに興味がない人にも人気の、誰もが知ってる可憐な花です。
花の色や形にバリエーションが多く、ガーデニングデザイナーからガーデニング初心者まで皆に人気があります。

ベテランガーデナーさんはパンジービオラを種から育てますが、これが結構難しい。
種まきが難しい花は苗で買うと値段が高いのが普通ですが、パンジービオラにおいては苗の値段が手頃です。
これはガーデニングをやる上で、とてもうれしい嬉しいポイントです。
パンジービオラは苗の定植も簡単な、誰が植えてもほぼ失敗しない素晴らしい花です。

いつ、どのようなパンジービオラの苗を買うのがいいのでしょう。
ぜひ以下を参考にして下さい。

9月末~10月に買うべきパンジービオラは?

普及種の安いビオラを狙え(黄色)!

9月末から10月に購入すべきパンジービオラはやっすい普及種苗、これしかありません。
安い苗はなぜ安いのかというと、発芽しやすく、育ちやすいので低コストで苗が大量生産できるからです。
つまり安い苗は丈夫なのです。

パンジーとビオラは花のサイズで名が変わると先に書きました。
この場合絶対に花の小さいビオラがおススメです。
一般的な一番良く見る小さめの花のビオラです。
普及種はパンジーもビオラ共に強いのですが、今まで栽培した実感として、花の小さいビオラの方が絶対的に圧倒的に気温の変化に強く、花数が多い。
定植後もすぐに蕾を出します。

そして花色は黄色
これまで何百苗とパンジービオラを植えてきて、黄色が一番花が途切れません。
いろいろ根拠を調べてみたのですがわかりません。
でも毎年パンジービオラを植えている人なら、私の黄色が一番良く咲く説に賛同して頂ける自身があります。
狙うべきはやっすい黄色のビオラです!

暑い日は日除けをしたり、液肥をやって管理すれば、そのままずっと春まで花をさかせ続けることができます。
真冬は多少花は減りますが、約半年咲き続け売るコストパフォーマンスの超優等生です。
この時期買うべきパンジービオラは、広告の目玉品になる感じの100円前後の黄色のビオラです!

私は黄色中心の色指定で箱買いしています。

暑いならパンジービオラのブランド苗はやめておく

花にちょっとフリルが入っていたり変わった色だったりする、品種名のついたブランド苗があります。
9月末~10月に買うのはちょっと待ってください!
そもそもパンジービオラの生育適温は5℃~15℃なんです。

ブランド苗は暑い時期に定植してもうまくいかないことがあります。
ブランド苗は、どんな花が咲くかを見て選んでもらうために、一輪か二輪花がついた状態売られているのが普通です。
暑い時期に綺麗に花が咲いているのは種苗会社の高い技術があるから。
それを定植しても、続けて同レベルの花が上がらないことが多いのです。
普及種より暑さに弱いので、気温が高く枯れてしまう確率も高い。
お値段も高いので、枯らすとお財布へのダメージが大きくなってしまいます。

上の写真は同時に買ったパンジービオラのいろいろ。
普及種のビオラがトップ独走で咲いています。

11月~12月に買うべきパンジービオラは?

普及種は入荷がガクッと減る

この時期になると、安いパンジービオラの苗の新しいものはあまり店頭に並ばなくなります。
本格的なパンジービオラシーズンを迎え、入荷は単価の高い苗に切り替えるからでしょう。
苗は店頭に入荷されてすぐを買うべきなので、丈夫な普及種でも状態が悪くなり、見切り品扱いが増えます。

100円以下になった見切り苗でも、根が傷んでなければお買い得です。
極端に徒長していないか、葉色は濃い緑か、株がぐらついていないかをチェックしましょう。
定植時に切り戻し、薄い液肥でサポートすれば十分育つ株が安く買えるチャンスです。
12月上旬くらいまでは、パンジービオラ苗の定植に一番適した季節なので、根さえちゃんとしていれば、見切り品でも通常苗と遜色なく育ちます。
12月中旬から下旬なら、少しでも多く太陽に当てるようにしてください。

普及種中心でも、色のバランスをとれば見応えがあります。

パンジービオラのブランド苗はクリスマスまで

10月下旬から12月にかけてパンジービオラのブランド苗が店頭に増えていきます。
寄せ植えであっても地植えであっても、定植に最適な気温になり、枯らす危険性も少なくなります。
少し高いパンジービオラ苗はこの時期に買うべきだと思います。
ただあまり寒くなると、定植後新しい根が展開しないまま冬を越すことになります。
すると春からの本格的な成長に影響してしまいます。
普及種と同様に、12中旬下旬の定植はよく日光に当てて成長を促してください。

一株1,000円近い、本当のハイブランド苗は12月発売のことが多いです。
なぜもうちょっと早めに出荷しないのか不思議なのですが、こういった高い苗の需要はクリスマスからお正月にかけての寄せ植えにあるからでしょうか。
寄せ植えなら温度管理もしやすいので、夜は軒下に入れるなどの気配りを忘れずに。
これを枯らしてしまったときの心とお財布のダメージの大きさは大きいです。

まとめ

パンジービオラは苗の価格帯がとても広い花です。
安い苗を買うのも良いし、まるでパンジービオラとは思えない凝った花が咲くブランド苗を買うのも楽しいものです。
安い黄色のビオラの普及苗本当にオススメです。

私はパンジービオラは種からも育てますが、安くて優秀な黄色のビオラ苗は欠かせません!
ブランド苗を買うなら、先走って暑さで枯らす危険を知っておいてください。
ガーデニングにつかうお小遣いを無駄にしたくないですものね!