使用感いろいろ。使いやすいスコップは?1

関西では小さい方がスコップ

私は小さな苗植えたりする道具はスコップで、片足かけて土掘り返す大きいやつがシャベルという認識です。
でも地方によって逆のところがあるみたい。関西以外ではどうも違うらしい。
私が今から偉そうに語るのは小さい方のスコップです。

共柄スコップ ★☆☆

共柄スコップとは本体と柄が同じ素材で繋がったまま成型して作られたスコップ。
一番良く見かけるスコップではないでしょうか。

共柄スコップ

共柄スコップは安い

共柄スコップは安価で色のバリエーションも多い、お洒落です。
当然ですが柄が抜ける心配もありません。
私は最初スコップと言えばこれしかない気がして20本は買ったと思います。

共柄スコップは弱い

でもおかしいですよね。
私の園芸歴が100年くらいあるならいざ知らず、耐久消費財のスコップをなんで20本も買わなあかんねんて話です。

共柄スコップはとにかく弱い。安いけど弱い。

まず白丸の部分がすぐ曲がってきます。
曲がったのを戻しつつ使うのですが、ある日突然グニャリと折れて終わりとなります。
スコップは梃子の原理の応用なので、白丸部分がしっかりしていてくれないと話にならない。
とにかくすぐに曲がるし、一旦曲がると折れる日は近い。
何本もそのパターンでダメにしてきました。
あまり固い土を掘り起こす場合には使わないようにしていましたが、だったら何のためのスコップか。

黄丸の部分もめくれたように丸まってきます。
この部分は鋭利でないと土に刺さりません。
使用されている金属の強度の問題なのだと思いますが、クルンと外側に丸まっていきます。

ただ共柄スコップでも良い商品はどんどん出てきています。
通販のタイミングによっては結構安くて買えます。
「安物」か「良いものが安い」のかは商品レビューを読み込んで下さい。

私はAmazonの商品レビューを読むのが大好きなのですが、皆さん安物はグニャっとなると書いておられて「ですよねー」と頷きました。
買いたいものがあればまず商品レビューを読むのはとても大事だと思います。どう受け取るかは自分で判断すればいいのです。

共柄スコップの炎天下放置は危険

共柄スコップは握り部分も金属でスタイリッシュですが、それゆえ冬はとにかく手が冷えます。
何をオーバーな、とお思いかもしれませんが真冬に長時間これを握っての作業は本当に手が冷たい。
手がかじかむとケガの原因となるので共柄スコップは冬は封印です。

同じ要因で夏も共柄スコップは注意が必要です。
炎天下に置いておくと火傷するくらい熱くなっている時があります。
気を付けて下さい。

共柄スコップの結論、使いにくい

使えない、使いこなせない道具に意味はなし。
共柄スコップは四季を通じての園芸ヘビーユーザーにはちょっと不向きかもしれませんね(自分のHPなので強気)

ただ共柄だけに柄がすっぽ抜けることがありません。
柄が抜けるのは思わぬ怪我の原因になることがあります。
園芸道具には好みがありますが、安全は第一条件だと思います。

続編 使用感いろいろ。使いやすいスコップは?その2