コストパフォーマンスを追求しよう
小さな庭にプランターバッグを並べてやっている私の家庭菜園。
場所は狭くてもどうにかたくさん収穫したいものだと工夫を重ねています。
私が初めて育てたエンドウマメは南海緑と久留米ゆたか、どちらも多収で甘く粒の大きい品種です。
でも残念ながら南海緑は莢が短く豆の数が少ない。
莢の長い久留米ゆたかと同時に育てるとなんとなく損した気分になってしまいました。
エンドウマメは同じように味が良い品種なら莢が長く豆の数が多い方が得じゃない?
びっくりするようなみみっちい考えから莢の長いエンドウマメを探してみることにしました。
ネットショップを片っ端からチェック
情報収集にはWebが一番手軽、ブックマークしている種のネットショップを一つ一つチェックしていきました。
私がよく利用するのは種苗会社直営ネットショップ。
一番情報量が多いし、リンクしている種苗会社のサイトにも有益なことが書いてある。
栽培風景が載っていると具体的な草丈もわかります。
これという品種を見つけたら種を買った人の商品レビューや育てた人のブログも忘れずに検索しておきましょう。
もちろん鵜呑みは禁物です。
そんなこんなでエンドウマメを10品種以上育てました
いくら莢が長くても美味しくなければ育てる意味がありません。
以下の3品種はどれも5回以上育て、味については太鼓判を押せる品種です。
是非品種選びの参考にして下さい。
『久留米ゆたか』 エンドウマメ固定種
店員さんや農家さんに「莢の長いエンドウマメをさがしているんですよねー」というと薦めて下さるのがこれです。
確かに南海緑と比較すると莢が長く、一莢あたりお豆2個は多い感じ。
マメも甘くておいしい品種です。
固定種なので種が安価でどのホームセンターも購入することができます。
固定種なので自家採種も可能。
ただ草丈が高いのでプランター栽培ではちょっと持て余す感じになります。
『まごゆたか』 タキイ種苗
まごゆたかは久留米ゆたかよりもさらに莢が長い品種です。
初めて育てた時はこんな完璧なエンドウマメがこの世にあるのかと思いました。
多収で莢は長く豆の粒は揃っている、そして甘い。
草丈は久留米ゆたかより低くプランター栽培に最適です。
名前から察するに久留米ゆたかからの改良品種と思われます。味が良いのも頷けます。
欠点は種がタキイのネットショップでしか売ってないこととその売り切れが早いこと。
種はやや高価で1DL入りしか選択肢がありません。
1DLはプランター栽培ではちょっと持て余してしまう量です。
私は自己責任で保存し、翌年も使っています。
家庭菜園仲間とシェアできるならまごゆたかはおススメの品種です。
『ロングピース豌豆』 中原採種場
育てた印象はまごゆたかと同じです。
草丈も低く、プランターバッグでも育てやすい品種です。
ただまごゆたかと同様に中原採種場のネットショップでしか買えません。
たまに他のネットショップでも見かけるけどいつも売り切れています。
ロングピース豌豆の種には小袋があります。
まごゆたかのように種を1DLも購入したくない人はこちらが良いのではないでしょうか。
やり方次第でプランター栽培でも自給自足
エンドウマメはプランター栽培に向いており、やり方次第では驚くほど収穫できます。
参考 プランターバッグでエンドウマメを最大限収穫するには
品種による味の違いが大きく、収穫時期によっても甘さや食感が大きく変わります。
ぜひ自分に合った品種を見つけて春のエンドウマメを楽しんで下さい。