熱湯でできる!簡単ナメクジ退治

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野菜の新芽を根こそぎ食べてしまうナメクジ。
お手製トラップなどで捕獲しても捕獲しても少しも減った実感がありません。
何故だろう?
ナメクジの数を根本的に減らすにはどうすればいいかを試行錯誤しました。

考えている以上にナメクジの数は多い

私はナメクジって冬に死ぬと思っていたのですがそもそもそこから大間違い。
住宅地に発生するナメクジには5年位生きるものもあるそうです。
雌雄同体でどの個体でも産卵することが出来ますし、一回に産む卵の数も多い。
夏の湿気が高い時期に活動的になりますが、低温に強く北海道であっても雪の下でも楽々越冬するらしい。
庭には考えている以上の数のナメクジが生息しているのです。

ナメクジの何が嫌ってうっかり触るといつまでも手がベタベタするところです。
あのネバネバは水洗いでは絶対に落ちません。
私はハンドソープと爪ブラシで徹底的に洗いますが、いつまでも手にぬめる感触が残って本当に不愉快。
食事の準備前に触ってしまうと絶望的な気持ちになってしまいます。

レタスの新芽は根こそぎやられる、触るとネバネバを取るのに苦労する。
広東住血線虫(かんとんじゅうけつせんちゅう)という病気を介在することもあります。
私も重い腰をあげてナメクジ退治に乗り出しました。

ナメクジに食べられたピーマン

ビールのナメクジトラップ、効果は限定的です。

最初にやったのは有名なビールを使ったナメクジトラップです。
最初はそこそこ捕れました。でもナメクジも学習して徐々に捕れなくなってくるんですよ。
あのトラップをやった方はご存じだと思うんですが、ビールの匂いでナメクジを集め、溺れさせて退治するという仕組みです。
ということは溺れる程度の深さをキープするため結構な量のビールが必要となります。
そしてナメクジの残骸が沈むビールの後始末をしなくてはなりません。

私はビールを飲まないので自販機で買ってトラップをつくっていました。
でもさすがに2回目で「駆除剤買った方が効果が高くて安くつくのでは!」と気が付きましたよ。遅い。
あれは「へー!ビールでナメクジが捕れるんだ!」という科学実験気分を味わうためのトラップだと思います。
沈んだナメクジの後始末が本当に辛かったから私はもう二度とやりません。

有機野菜にも使えるナメクジの駆除剤、スラゴを撒く

ビールをやめた私は家庭菜園エリアにスラゴを撒くことにしました。

スラゴは天然成分由来の駆除剤、有機JAS規格適合資材でもあるので私の場合はこれ一択です。
確かに撒いて保護している野菜にはナメクジが来なくなります。
撒くと効果はあります。
でも庭全体のナメクジの数が減った気がしません。
却って花壇のペチュニアのナメクジ被害が増えたような気さえしてきました。

ナメクジ退治は「出る場所」より「いる場所」を

ナメクジは元から退治しないと後から後から出てきてゴキブリと一緒なんです。
巣をなんとかしなくてはいくらスラゴ撒いてもきりがない。
激遅ながら私もやっとそこに考えがいきつきました。

  • プラスチックプランターや植木鉢の下
  • コンクリートブロックや石の下
  • 湿った落ち葉の吹き溜まり

ナメクジは夜行性なので昼間は湿度が高い場所に隠れています。
卵もこういう場所に産みます。
まずは巣のナメクジから根絶させたい。
こういう場所なら野菜エリアから遠いので駆除剤もガツンと強力なものが使えるはず。
ナメクジ退治の軸足を出る場所からいる場所に移し、こちらを重点的にやることにしました。

こういう場所に集団でいる

ナメクジ退治、駆除剤の前に熱湯!

ガツンとキツイ駆除剤で一網打尽にしてやろうと思ったんですが、その前にお金のかからない良い方法を思いついたんです!
熱湯の出番です!

ナメクジは上に書いたような場所で集団で何匹もいます。
そこに熱湯をかけて巣を潰してしまいましょう!

かける湯の温度は50℃あれば充分です。
過去記事で雑草処理にも熱湯を使うことをおススメしましたが、あれよりも低い温度で構いません。
※参考記事 戸建ての敵、コンクリートの隙間雑草

湯をかけるとナメクジのムチンというネバネバしたたんぱく質が固まります。
触ると水洗いしたくらいでは落ちないネバネバはこのムチンという物質なのです。
ムチンはタンパク質なので加熱されたことで固まってしまいます。
残酷なようですが茹で上がったナメクジはもうネバつかない。
プラスチック手袋で触ってももう手袋にくっつくことはありません。

下の写真のようなプラスチックプランターの下にナメクジは集団で隠れています。
私はこういったプラスチックプランターの底にも熱湯をかけていますが、50℃くらいならプランターが溶けることもないし植えている植物も枯れていません。

50℃なら意外と植物は平気

ナメクジに熱湯をかけたら固まって掃除も簡単

ナメクジの集団を見つけてもつかめばプラスチック手袋にくっつくし、箒で掃けば箒にへばりつく。
そんなイライラも熱湯で解決します。

枯葉の吹き溜まりにナメクジを発見したらまず枯葉ごと熱湯をかけて下さい。
まずは熱湯をかけてナメクジのネバネバを固めてコロコロにし、それから掃除しましょう。
箒にくっついてキーッ!となることもありません。
ざっと掃き集めてゴミ袋に入れても、もう這い上がって外に出てくる心配も無用になります。

熱湯をかけずに生きたままゴミ袋に突っ込んでもしばらくするとナメクジは這い出て外に逃げてしまう。
苦労して掃除したのに這い出た痕跡を見つけてがっくりした経験ともうサヨウナラなのです。

掃除が済んで必要なら駆除剤を撒いておきましょう。
ナメクジが「いる場所」は家庭菜園から離れているので私は強力な駆除剤を使っています。

熱湯を撒いた後、植木鉢にはなるべく簀の子の上に置くようにしました。
通気が確保できて駆除剤も置きやすくなります。
うちの庭は熱湯を各所に撒いて劇的にナメクジが減りました。

ナメクジめっちゃ減った

家のナメクジには凍らせる殺虫剤

野菜にくっついて入り込んだのか、家の中でもナメクジを発見することがあります。
気が動転して素手でティッシュに捕まえたりしますがこれはやっちゃダメです。
手にネバネバがつく可能性があるし、ティッシュでくるんで捨てたくらいではナメクジは時間をかけてゴミ箱から這い上がってきてしまいます。
私がおススメしたいのはコレです。

殺虫成分を含まない、凍らせる殺虫スプレーです。
このものズバリではなくても、類似品が何点か出ているのでお好みで選んでください。
私は最初ゴキブリ用に買ったのですがナメクジにも使える!
素早いゴキブリを倒すのは大変だけどナメクジなら余裕で楽勝です。

凍らすことでもナメクジは固めることができるのです。
一瞬かけるだけではなく、ちゃんと息の根が止まるまでスプレーしましょう。
これで退治してからだとティッシュで包んで捨ててもゴミ箱を這い上がってくることはありません。
とにかく殺虫成分が含まれてないのが安心
小さなお子さんや室内ペットがいるおうちは常備しておく殺虫剤です。

現代に昔の常識は通用しない。

虫を何でも嫌うのは良くないことだと思っています。(ナメクジは正確には貝だけど)
けれど害虫となれば話は違ってきます。
昔は平気だったという方もおられますが、事情も変わってきており鵜呑みにするわけにはいきません。
害虫が生活の場に入り込むことの無いよう、ちゃんと駆除していきましょう。