春はやめとけ!カリフラワー!

カリフラワーは年に2回収穫できます。春まきは2月頃の種まき。夏まきは7月から8月の種まきです。農業界の不思議、春まき言うても冬ですやん!とは思いますが、ここは一般的な言い方なので春まきとしておきます。

2月なんて一番寒い時期なんだから普通に種まいて育つわけもなく、加温設備ありきの話です。ビニールハウスもしくはリビングで種まきして発芽させ、苗作りをします。これだけでもうちょっとめんどくさいでしょ?私もそう思います。

ビニールハウスは無いし、しょうがなくリビングでホットカーペットを駆使し、苗作りをしたとします。家を汚さないように苦労して育てた苗を、やっと外に出してプランターバッグに定植したとします。問題はここからです。

定植した4月ごろからは、キャベツ系を好む蝶々の繁殖期とガッツリ重なるのです。不織布を被せれば良いという意見もありますが、全く農薬不使用の場合、路地ではアオムシの発生を防ぐのはまず無理です。

そして近年の温暖化で、GWごろから夏のような高温になる日が増えてきました。カリフラワーの花蕾が出来てから高温が続くと実は大きくなりません。基本春まきはビニールハウスに適しているのではないでしょうか?

あえて困難に挑戦するのはもっと経験を積んでからでよし。カリフラワーは育てやすい夏まきにしましょう。露地まきOKで、成功率もグンと上がります。この時期はカリフラワーやめてレタスでもまいときましょう!

意外と簡単!カリフラワー!

カリフラワーを夏まきする時、まき時は7〜8月ですが、品種によって差があるので、種袋の裏をよく読んでください。本や雑誌は一般的なことを書くので、今まく種の一番的確な情報は種袋。大事だから収穫まで捨てないでください。

プランターバッグMかLにしっかりみっしり土を入れます。下にトントン!と当てて、空洞をなくして下さい。土には緩効性有機肥料を混ぜておいてもいいでしょう。ここで土をしっかり入れておかないと、植えた苗がグラグラしてまっすぐ育たなかったり、倒れたりします。また水切れも早です。「土はしっかり」はプランターバッグの合言葉です。

5粒ほどまいて、徐々にいらない芽を地際でカットし、本葉2枚頃には1本にします。カリフラワーは高温でも発芽し、意外にすくすく成長します。むしろ徒長しないので、茎が太くどっしりとした苗になります。

カリフラワーは後巨大な葉が出ますし、1kg 近い花蕾が天辺に出来るので、この時期に徒長しない苗を作ることはとても大事なこと。夏まきなら太陽がたっぷり当たるので、これだけでも大きな成功へのポイントになります。

バケツやホースで水やりをしていると株元の土がえぐれてしまいます。土を足してしっかり押さえ、株が固定されるようにして下さい。足す土に有機緩効性肥料を少し混ぜておくと、ゆっくりと肥料が効いて株が太くなります。

7月から8月は暑さのピークなので、天敵の虫も少なくなります。カリフラワーは成長点を食べられたらおしまい。その時点でもう育てても無駄ということになります。虫の少ない時期に育てることが成功への近道なのです。

9月頃からまた虫の食害が出るので、成長点を毎日チェックしてください。モンシロチョウ、コナガに要注意です。コナガの幼虫はカリフラワーの成長点が大好きです。そういう時はオーガニック野菜用の防虫スプレーも市販されています。無農薬にこだわる場合でも使用できます。一度ネットで調べてみてください。

一期一会!カリフラワーに脇芽なし!

大きな葉を広げながら成長し、10月半ばくらいに小さな花蕾をつけます。カリフラワーの赤ちゃんです!テンション上がるので液肥をやってもいいでしょう!大事な成長期です。

それからは毎日どんどん大きくなるカリフラワーを観察することができます。カリフラワーの赤ちゃんに強い日光が当たると、白いカリフラワーの場合色が黄ばんでしまいます。プランターバッグを日陰に移動させるなどの対処が必要だと思います。動かせるということをフルに活用して下さい。

この時期は目に見えて大きくなるので、肥料切れに注意してください。土も痩せてくるので、粒状肥料を混ぜた土を足してやると安定も良くなり、水やりごとに養分が行き渡ります。手っ取り早く肥料を効かせたい時は、やっぱり液肥を使うのが良いでしょう。葉の色が悪い株は、まず肥料切れを疑ってください。

艶良く花蕾が充実したら食べ頃です。早めの収穫は歯応えが良く、遅めの収穫は甘みが強い。グラタンからお鍋まで、何にでもよく合う癖のない野菜です。大好物です!

私は時期を少しづつずらしてたくさん植え、お正月を越えても収穫出来るようにしています。周りの葉を持ち上げて、花蕾を包むように縛っておくと、たとえ雪が降ってもシャッキリと新鮮なカリフラワーを食べることができます。

また意外な美味しさなのがカリフラワーの茎。花蕾を茎長めに収穫し、皮をむいて中心部を食べます。

一つ残念なお知らせなのですが、カリフラワーはブロッコリーと違い、脇芽から小さなカリフラワーが育つということはありません。中心の大きな花蕾を採ったら収穫は終わりなのです。名残惜しいですよね。

収穫が終わると、大量の大きな葉が残ります。この葉はとても優れた堆肥になります。ザクザク刻んで使わない土に混ぜ、水をかけておくだけで白いカビのようなものが出てきます。このカビを堆肥にいれておくと、とても良いボカシ堆肥になります。

カリフラワーに限らず、収穫後の葉や茎は細かく切って土に還しておきます。時間とともに分解してまたふっくらした土になります。このサイクルが上手く回り出すと、土を買わなくても良くなります。私はもう種まき用の土しか買わなくなりました。土作りも自分流を楽しんでいます。お金も節約できて一石二鳥です。