サカタのタネから出ているジフィーポット、同社のジフィーセブンの姉妹品です。ジフィーセブンほど有名ではないのかな?
ジフィーポットはどういうときに便利なのか
『ジフィーポット』とはピートモスを小さな植木鉢みたいに成型したもの。
そのままポットごと植え付けが出来るというのが売りの育苗ポットです。
そのまま植え付けられるというのはどんな時に役立つのでしょうか。
私はまだ苗が小さくても定植する時に便利に使っています。
ポリポットだと根が廻ってないと、ポットから出した途端ホロホロと土が崩れて根が傷んでしまいます。定植する時によくこれで苗をダメにします。
とりあえず発芽は屋内などでさせるけど後はすぐに定植する時。
そんな時はこの商品があると根を傷める心配がありません。
ただ使い方にはちょっとコツが必要と思います。
スリット穴に気を付けよう
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ジフィーポットの水抜けはスリット穴です。スリット鉢を使った方ならわかると思いますが、この穴の開き方は土の流出が多い。土を流出させてしまうとジフィーポットの中に空洞ができます。空洞をそのままに定植すると、ポットは土に還らずいつまでも空洞が残ります。そうなると根の生長にも影響が出てしまいます。
土を入れる時の注意点
ジフィーポットをあらかじめ湿らせておき、中にも湿った土をしっかりと入れます。
双方ともに乾いている状態で土を入れてしまうと吸水にとても時間がかかります。
また吸水は下から上にが鉄則です。上から水をかけると、それだけでスリット穴から土が流れ出てしまいます。
また底面給水するにしても水の量が多いとどんどんスリット穴から土が溶け出ます。
水少なめの底面給水が理想です。
ジフィーポットに入れる土はポリポットにつかう普通の種まき培土でいいと思います。
ただポリポットと土が乾くタイミングは変わってくるはずです。
ジフィーポットとポリポットを同時に管理する場合は気を付けましょう。
もし育苗中に土抜けが気になったら、私はスリット穴から細い棒で土を足しています。
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しっかり土を被せて定植
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定植時にもジフィーポット使いこなしの大きなポイントがあります。必ずジフィーポット全部を埋めてしまうこと。ジフィーポットが見える状態にしておくと地上に見えている部分が乾燥して硬いままとなり、土に埋まっている部分もつられて乾燥します。 根っこがポットを破りにくくなるのです。 それではジフィーポットの最大のセールスポイントの意味がなくなってしまいます。