外出自粛で観葉植物が再ブーム
コロナウイルスの流行による生活の変化。
すぐに終わると思っていた自粛生活も長期に渡り、それによって消費も変わりました。
園芸界では観葉植物がよく売れました。
購入者は全く新規の園芸初心者が多かったそうです。
zoomの背景に置きたいなんてニーズもありました。
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梅雨に要注意!観葉植物のカビ
湿気が多い、湿度が高い状態が続くとカビは活発になります。
梅雨はカビの季節といっても過言ではありません。
食べ物のカビには気を付けていても見逃しがちなのが観葉植物のカビ。
特に今まで園芸をやってこなかった人には鉢植えにカビが生えるなんて思いつきませんよね。
掃除も欠かしていない、エアコンクリーニングもやった、なのにくしゃみや咳が止まらない。
それ、観葉植物のカビが原因かも。
観葉植物の土にカビが生えていないか是非チェックしてみて下さい。
冬に話題になる加湿器肺炎。
加湿器内部にカビや菌が繁殖して起こる肺炎ですが、それと似たようなことが観葉植物でも起きているのです。
カビが繁殖するのは観葉植物の土
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- 温度 20度から30度
- 湿度 60%以上
- 栄養 有機物質全般
以上3つの要素が揃うとカビの繁殖が活発になります。
1と2は不可避な場合が多いので、せめて3を避けるべく食品は直ちに冷蔵庫に入れなくてはなりません。
土には有機物質が含まれており、さらにその上水やりもします。
カビが繁殖する要因が全て揃っています。
観葉植物は直射日光を嫌うものが多いので窓のない場所に置いてしまいがち。
手がかからないので毎日チェックすることはありません。
観葉植物の土にカビが生えていることすら気がつかない条件も揃っています。
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ただでさえ有機物質を含む土なのにさらにコーヒーかすを置いたりしていませんか?
発酵させないコーヒーかすは肥料にはなりません。
白いカビが繁殖するだけなのでやめておきましょう。
観葉植物のカビ、その防止と対処方法
観葉植物の土にカビを見つけたらどうすればいいでしょう。
まず絶対にあわててかき集めたりしないで下さい。
カビの胞子が宙に舞ってカビの繁殖を後押しすることになってしまいます。
土にカビが生えてしまったとしても、除去は簡単。
どこのご家庭にもある消毒用アルコール、アルコール除菌スプレーを吹きかけるだけです。
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カビの部分を中心に土にキッチン用のアルコール除菌スプレーを充分噴射して下さい。
観葉植物に近い位置ならラップをかけて植物本体にアルコールがかからないようにしましょう。
それだけでカビは消えます。簡単です。
カビを見つけたらすぐに植物を植えたままの状態でアルコール消毒してしまいましょう。
水やりはアルコール分が蒸発してからにして下さい。
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カビが消えたら観葉植物をこの時期だけでも移動させましょう。
風の通り道に置くと鉢周辺の湿度が下がります。
あと水やりの回数は適当か、鉢の受け皿に水が溜まっていないかも確認して下さい。
観葉植物の土のカビ退治、一旦鉢の中の土を出してアルコール消毒することを勧める方もおられます。
もちろんそれがベストなのですが、大きな観葉植物は場所や敷物の確保から始めなくてはいけません。
いろいろ考えているうちにもカビの胞子は飛んで広がっていきます。
カビ退治のポイントは今やること、スピードです。
気付いてすぐに対処すればカビは広がりません。
丁寧なやり方はひとまず横に置いておきましょう。
あれこれ考えるよりとにかくアルコールスプレーで消毒!
気になるときは翌日もう一回スプレーしておきましょう。
グリーンレンタルの業者さんも植えたままの消毒でOKと言っておられます。
多肉植物のカビもチェックしておこう
観葉植物は見慣れると風景の一部になってしまいます。
見えているのに見えてない。
目の前にあるのに水やりを忘れて枯らしてしまったことありませんか?
一度じっくり状態を観察してみて下さい。
あと多肉植物を室内に置いているならこれも忘れずチェックして下さいね!
高温多湿の日本の夏、人間も植物も快適に過ごしていきましょう。