パンジービオラの冬のお手入れ
パンジービオラは花期が長く、お手入れ次第で半年以上花を楽しむことができます。
冬の間は見栄えどうこうよりも根を活着させる方が大事。この記事 を参考に苗を購入し、年内に植付けを済ませて下さい。
冬を経て春にはしっかりと根が張っていることと思います。
動画も作っています。
お暇なら見てね!
春先のお手入れでパンジービオラの花数を増やす
上の写真は年末に植えたパンジービオラです。
冬にちゃんと根付かせることができれば、三月半ばではこんな感じになっているのではないでしょうか。
この後、春先のお手入れで厚みのある大きなドーム型に育てていきます。
激安で買った苗でも道行く皆さんの目を惹く見事な株になること間違いなし。
お庭をコスパ良く花畑にして初夏まで可愛い花を楽しみましょう。
パンジービオラ、お手入れ以前の問題として
パンジービオラの苗を買ってきて植えたものの、植えた時点のまま大きく育っていない株があります。
以下の原因があるのではないでしょうか。
- もともと購入した苗が根詰まりしており、定植しても絡まった根が伸びていない
- 定植場所の土が固く、根が上手く張っていかない
- 根っこの周りに害虫がいる
3月以降にパンジービオラを掘り返して植え直すとそのまま枯らしてしまう危険性が高いです。
掘り返さずに株を中心として半径10cmくらいの土にポンポンと棒で穴を開けて空気を入れます。
そこにメネデールのような植物活力剤を既定の濃度でたっぷりまいて下さい。
そ土中の虫用の殺虫剤もまいておきましょう。
自然由来のオーガニック栽培用の殺虫剤でも最近はよく効くものがあります。
その後薄い液肥の水やりを続けて下さい。
パンジービオラを厚みのある円形に整える
まずは綺麗な円形にするため、毎日鉢をくるくる回転させて日光に当てます。
生長の悪い面はより日光にあてて徒長を防ぎ、しっかりとした茎を育てます。
ほぼ円形になったら手で茎の方向を整えつつ、中心部を分けるように空間を作って割り箸などで軽く茎を固定します。
これで株の奥まで日の光が入り、根元からの茎の分岐が増えます。
この作業をやらずにいると茎先ばかりが分岐して平べったい株になってしまいます。
パンジービオラの花殻摘みは優先順位を考える
花殻摘みの基本は茎とつながっているギリギリのところで取ることです。
それはどのテキストにも書いてあるし誰でも知っていることと思います。
問題はけっこう手間がかかることなんですよねー
手間がかかるのでつい何日かに一度まとめてやりたくなります。
それなら丁寧でなくてもマメにやってほしいことがあります。
花先だけでもいいから萎れた花だけマメに取っておきましょう。
- パンジービオラは花が枯れると同時に種を作り、種に株の栄養を取られてしまう
- 花びらが落ちることにより、枯れた花が葉に紛れてわからなくなってしまう
上記2点は生長の妨げとなりきれいなドーム型を乱す原因となってしまいます。
とりあえず毎日は枯れた花だけても取っておくことを優先し、改めて時間がある時に基本の花殻摘み、取り残しの花茎摘み、黄化した葉の除去などを丁寧にやりましょう。
パンジービオラ株 雑草処理の注意点
雑草もキレイなドーム型を乱す原因となります。
でも安易に抜かないで下さい。
雑草は抜いちゃダメ!手早い雑草処理のコツ にも書いたようにハサミを地中に入れて切って下さい。
地上部がなくなってスッキリ、根っこは自然に枯れてしまいます。
引っ張って雑草を抜くと土が持ち上がってせっかくきれいに育った株が汚れてしまうことがあります。
芽や花の中心部に細かい土が入り込むとちょっとやそっとでは取れません。
白い花や八重の花はそれだけで値打ちが落ちてしまいます。
私は専用の花を洗う水鉄砲みたいな機械を持っていますが、洗うことで株を傷める可能性もあります。
まずは花を汚さないことが大事です。
パンジービオラには液肥
パンジービオラは花期が長く、株によっては半年以上花をつけるものもあります。
限られた量の土で育てている鉢植えに即効性のある液肥は欠かせません。
私はバケツに薄めの液肥を浅く入れ、その中にプランターバッグや鉢を沈めます。
ゆっくり地表まで栄養分ををいきわたらせるためです。
ここで注意したいのが、液肥の水溶液は少なめにすること。
土が吸収すればすぐになくなるくらいで良いのです。
有機分の多い土を使っていると液肥の水はすぐに腐るので絶対に入れっぱなしにしないこと。
放置すると根が窒息してしまいます。
数時間で土に充分液肥がいきわたったら出してよく日光に当てましょう。
花栽培で野菜栽培の腕を磨こう
野菜と花は少し生長サイクルが違います。
野菜栽培は「成功か失敗か」の二極に分かれますが花そうでもありません。
あれこれやっているうちに盛り返すこともあります。
パンジービオラは栽培期間が長いのでいろいろ挑戦してみて下さい。
時間があったら家庭菜園派の方も花を育ててみて下さいね!