パンジービオラの種まき

パンジービオラ/

パンジービオラの種まきをやってみよう

野菜を育てる時は種まきするけど花は苗を買う。ガーデニング歴の長い人でもこのパターンが一番多いと思います。フラワーアレンジメントの講師をやってる知人も周りに花を種から育てて使ってる人はいないって。花苗は野菜苗より扱っているお店の数もスペースも多いですよね。生長するスパンが花は野菜より長いからかな?などと思ったりしますがどうなんだろう。家庭菜園で種まきのノウハウがもう既にあるわけだから出来ないってことはないはず、と私は花も時々種から育てます。朝顔、鶏頭、ひまわり、パンジービオラあたりは定番として種まきします。

朝顔、鶏頭、ひまわりは簡単なのでやっておられる方多いと思いますがパンジービオラはちょっと難易度が高いと思われます。私のやっている流れを紹介します。

パンジービオラの種まき

私がパンジービオラの種まきをする時イラっとするのは下の①と②の種袋の記述です。これは完全に設備の整ったプロやセミプロに向けたアドバイス。もっとリテール向けのアドバイス欲しい!素人にはとても無理です。長年8月9月に種まきして発芽しない、したところで育たないを経験した結果、私は10月最初に種まきすることにしています。それなら本州関西地方でこれといった設備がなくても発芽生育の成功率がかなり高くなります。ただ人気の品種の種は売り切れている場合があるので10月までに買っています。

① 8月~9月
② 20℃!
③ 6㎝ポット

種まきには上の③の写真のように6㎝のポリポットを使っています。10月最初の種まきで11月末の定植なら6㎝のポリポットで充分。パンジービオラは初期の生長がゆっくりなので、2か月間の育苗ならスタンダードな9㎝のポリポットは大き過ぎる気がします。人によって好みでジフィーセブンやジフィーポットもありだと思います。とにかく自分が2か月の間20℃以下に管理しやすいと思うものを選んで下さい。

種は芥子粒サイズでまきにくいことこの上なしです。水に浮かべてスポイトで吸い取ったりピンセットを駆使したりで1ポット2粒まきしています。播種前に種を3日ほど冷蔵庫に入れておくと発芽率が上がる説があります。ここは藁にも縋りたいので入れる時もありますが、私の場合冷蔵庫に入れた種でもそうでない種でも発芽率にあまり違いは見られません。

パンジービオラの種は好光性種子なのでまくのは浅め。上にあまり土を被せてしまわない方がいいのですが、それよりもまずは20℃キープの方を優先して下さい。私は浅めに種まきして発芽まではずっと湿った紙を上に被せています。下の④です。とにかく日陰に置いて温度が上がらない、種が乾かないを心がけて下さい。発芽すると徒長してしまうのですぐに紙は取り去ります。

パンジービオラの育苗

④ 10月最初
⑤ 10月半ば
⑥ 10月末

パンジービオラの生長は遅く2週間たっても⑤の状態、ひと月たってやっと⑥の状態です。私は10月最初に種まき、11月末に定植。育苗期間は2か月と決めています。

上の⑥の状態の前後から薄い液肥をやるようにしてください。苗の生長が遅いため水だけでは肥料切れしてしまいます。私は最低でも週に一度は薄い液肥をやっています。 パンジービオラのの健康な葉色は深緑、葉の色が褪せてきたら肥料不足です。

また育苗期間が長い苗におこりがちな徒長にも気を付けて下さい。夏が戻ったような高温や強い日差しもある時期なので注意が必要ですが、よく日に当てて下さい。一度徒長した苗は元には戻りません。徒長苗はフラワーアレンジメントの寄せ植えに使っても形がきれいに決まりません。寄せ植えにも使うつもりで育苗しているなら特に注意して下さい。

パンジービオラの定植

⑦ 11月末
⑧ 11月末
⑨ 先祖返り

10月11月の二か月間で⑦の状態まできたら定植を行います。

11月の末、遅くとも12月最初には定植して寒さが本格的ではない年内に根をしっかりと定着させます。その後プランターバッグなら適当に移動させて寒さ除けも簡単ですが、地植えの場合はそうもいきません。気温が下がる年末や年明けに定植すると結局根が展開せず春に大きな差が出ます。地植えにする場合はとくにこのスケジュールをおススメしたいです。

⑧はプランターバッグに定植したところですが、私は種2粒まきなので苗1つに2株育っている苗もありますがそのまま移植します。もっとまく方なら3株以上育っているかもしれません。ただ3株以上は春になったときに株元が蒸れる原因となる可能性が高いと思います。この時点で減らしても良いような気がします。

⑨ の右の苗、一つだけ葉が細いものが混じっているの解りますか?種まきすると時々ある先祖返りです。同じ種袋の種でもこういうことがあるのが面白いところ。葉の形からみるとスミレっぽいですね。どんな花がさくのか楽しみです。

種からの育苗は一度流れをつかむと簡単にできるようになります。種選びも楽しい。ぜひ多くの方に挑戦していただけたらと思っています。