雑!手抜き!簡単種まきからのズボラ育苗方法

自分に合った種まきを選ぼう

春は種まきに忙しい季節。
管理が面倒なのでなるべく楽したいものです。

定植作業を省くため最初から定植場所に種をまく直まき。
直まきは楽で良いのですが、場所に余裕がないとできません。
ほとんどの人が直まき、ポリポット育苗を使い分けていると思います。

ただポリポット育苗も結構場所を取る。
こんな時便利な私のズボラ育苗のやり方をご紹介します。

1 プランターバッグに湿った土を入れる

プランターバッグに充分に湿らせた土を入れます。
この時の土は定植に使っているような使い古しの培養土と堆肥を混ぜたものでかまいません。
種まき培土を使う必要はありません。
土を充分に湿らせておくということが大切なポイントです。

2 湿った土の上に種を並べる

ズボラ育苗する種を並べます。
ちなみに上の写真は両端がナスタチウムで真ん中がトマトです。

育苗なのであとで移植作業があります。
種と種の間はある程度開け、作業がやり易いようにしておきましょう。
中央の一株はそのまま置いて直まき扱いとするのもありです。
私はいつも中央の一株はそのまま育てています。

このやり方で移植しても問題ない野菜はトマト、レタス、紫蘇、モロヘイヤ、セロリ、ハーブ全般です。
小さなうちに移植すれば、ブロッコリーや白菜も活着します。
庭での育苗は定植後の気温に変化がでないという利点があるため、小さな苗でもスムーズに移植が成功するのです。
根物野菜の移植はNGです。

3 種をまいたら種まき培土を被せる

充分に湿らせた土の上に種を置いた(埋めたじゃないのがミソ、置くだけ)あとは、上に種まき培土を軽く被せます。
種まき培土を使うのは、細かな土の粒が種に密着して水分を逃さないからです。

薄く土を被せたら出来上がりです。
この時点では下から水分が上がってくるのでもう水やりはしないで下さい。
種が流れて移動してしまいます。

4 プランターにレジ袋を被せる

保温と保湿のために半透明の袋を被せます。
この袋があるから水分が蒸発せずに上手く種に馴染んでくれます。
3月4月は夜の気温が下がるためレジ袋が必須なのです。

4月は日中の気温が意外と上がるので、袋をぴっちり被せてしまうと中の気温が簡単に30度超えになってしまいます。
そのためわざとざっくり被せて空気の逃げ道を作っています。
袋のてっぺんに切り目をいれて熱気の抜け穴をつくるのも良いでしょう。

レジ袋が面倒なら上の写真みたいな透明カバーを被せても良いでしょう。
名前はまちまちですが、ホームセンターの園芸コーナーに売っています。
これなら予め天辺に穴があいていますね。

5 本葉が出たら移植や定植しよう

発芽し、本葉が出たら移植して下さい。
発芽率の低い種ならここで発芽させてから移植して育苗してもいいでしょう。
最初からポリポットで育苗するより場所をとりませんし、温度や湿度の管理がずっと楽にできます。
土も多いので水切れの心配もありません。
一度やるとその便利さがわかって頂けると思います。

今から始まる本格的な種まきシーズン。
ぜひこのズボラ育苗を取り入れて下さい!