ナス栽培は肥料を多めがポイント

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ナスの種まき

夏野菜の代表ともいえるナス、ぜひ種まきしたいところですがナスの種まきはピーマン同様2月です。当然加温しながらの種まきとなり本葉が数枚の苗となるまでは屋内管理が必須です。この屋内管理しつつ徒長させないというのが意外と難しい。ナスは発芽には25℃前後が望ましいし生育にも20℃以上あった方が無難です。とにかく高温は保ちつつ日光に当てて下さい。ここで徒長させると背ばかり伸びて実付きの悪い苗になります。2月から頑張って結局思うような苗に仕上がらなかったら、いっそ春に園芸店で苗を購入した方が良い結果が出ると思います。以前は定番のナスの苗しか出回らなかったのですが、最近は驚くほどたくさんの珍しい品種のナス苗がが出回っています。家での発芽に失敗しても苗を購入できれば栽培を諦めずに済みます。露地での種まきは気温の上がる5月か6月となります。このころになると楽に発芽して一気に生長するのですが、その分実がなる時期も遅くなります。

ナス栽培のコツ

ナスは縦横に大きく育ちます。収穫期間も長いのでたくさん肥料をやらないと実を付けない野菜です。植え付け時には緩効性有機肥料の元肥を入れますが、花が咲きだしたら追肥もやり続けて下さい。液肥なら他の夏野菜より頻繁にやります。固形の有機粒状肥料なら合わせて水をやらないと肥料が溶けて浸透しないので気を付けて下さい。固形肥料を追肥でやっても水をちゃんとやらなければ結局肥料不足ということになります。肥料がよく聞いたナスは秋まで実をたくさんつけます。

水が足りないのに日差しがきつすぎるとナスの実の艶がなくなる場合があります。ボケナスというらしいのですが、これが出たらナスからのSOSです。水をたっぷりやってちょっと日差しを遮って下さい。艶がないナスの実も料理すれば他のナスと味は変わりません。

ナスにつく害虫

私のナス栽培を苦手とする最大の要因はテントウムシダマシの幼虫です。ナスを植えると途方もない数のテントウムシダマシの幼虫が発生します。他のナス科の野菜にも来ますが、ナスは葉が大きいから数が違う。テントウムシダマシの成虫なら捕まえやすく駆除も楽ですが、幼虫の駆除には手をやいてしまいます。ナスから他の野菜に飛び火もします。農薬不使用のため地道に刷毛で払ったり水圧で飛ばしたりしていますが、いまだにこれは効果あり!という方法に出会っていません。ガムテープにくっつけて捕るのが早いと教えて頂いたので今年はやってみようと思います。

イタリアのフィレンツェ茄子
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