種イモと食用ジャガイモとの違い

園芸店で売っているジャガイモ栽培用の種イモとは?

早い時には年末くらいから、ホームセンターの店頭にジャガイモ栽培用の種イモが並びます。

これは食用にしてはいけない、種として植えるジャガイモ。
種イモは最初から食用と分けて「種イモ用」として栽培されます。
収穫量が落ちる原因になるウイルス病に感染させないため、食用には使わない薬剤を使う可能性もあります。
そのために食用にするのは厳禁なのですね。
収穫後は管理され、地中に埋めた時に一斉に発芽するように保存されています。

種イモは切らずに丸ごと使用する方がジャガイモは順調に生長します。
そのまま埋めやすいやや小ぶりの種イモが人気なのはそのためです。

食用ジャガイモも栽培の種イモに使用可能

スーパーで買ったジャガイモや自分で栽培して保存しておいたジャガイモも種イモとして使うことが出来ます。
ただ自家製の種イモはウイルス病に対しての処理をしていないので発生の原因となりやすい。
私は以前、自分で作ったジャガイモを保存して次のジャガイモ栽培に使用していました。
今はやっていません。

スーパーで売っているジャガイモは種イモより値段が高いので、敢えてそれを種イモに購入する方はおられませんね。

秋植えの袋栽培ジャガイモ

ジャガイモ栽培に使うならどっち?

私は種イモにはホームセンターで購入した種イモをおススメしたいと思います。

私が自作ジャガイモを種イモに使わなくなった理由は、全体的に気温が上がりジャガイモの保存に適した涼しい場所の確保が難しくなったことです。
保存中のジャガイモは芽を出すことがありますが、その芽を取り除く作業でジャガイモに傷がつき腐ることが多くなりました。
これは以前にはなかったことです。
ジャガイモの保管に自信が持てなくなってしまいました。
ジャガイモにカビの菌が付着していたり傷がついていると、植えた後発芽はしますがひと月ほどで腐敗が来ます。
ウイルス病以前の問題です。
ちゃんとした冷暗所がないなら種イモは購入した方が良い結果が出ます。

家庭菜園の場合、ジャガイモの種イモは購入すると余ってしまう場合が多いと思います。
大きくても必ず丸ごと使って下さい。
丸ごと使うなら芽出しなしで植えても問題ありませんし、腐敗することもありません。
それでも余ったら私はコンポストに入れて堆肥にしています。

園芸仲間とシェアして購入するのも良い方法だと思います。
くれぐれも食用にはしないで下さいね。

参考記事 簡単!ジャガイモ袋栽培のやり方
     ジャガイモの芽かきのやり方

収穫したジャガイモでアート