正しく使おう!メネデールの効果的な使い方

メネデールのキャラクターのネーミング募集。グロ子は落選でした。『メデ坊』のどこがいけなかったのか知りたい。 私は『メデ坊』と呼び続けます。

メネデールは1955年発売のロングセラー商品

ご存知でしたか?メネデールの発売って1955年なんですって。
人間ならばもう定年…年金でも貰おうかというところなのに現在も第一線で活躍中です。
歴史ある商品ってだけで根拠なく信頼できそう。どんな小さなホームセンターでも取り扱っています。
正式名称は「植物活力素メネデール」、昭和高度成長期の香りがします。

メネデールは肥料ではありません

でも信頼しつつも使い方を間違っている人が多いのがメネデール。
肥料と誤解している方が多くおられます。
メネデールは肥料ではありません。
メネデールに肥料の三要素、窒素·リン酸·カリは全く入っていません。
液肥のような使い方をすると、せっかくのメネデールの効き目を無駄にしています。
メネデールはその名の通り植物活力素。
植物のサプリメントとして植物の状態を整える役目をします。

メネデールは二価鉄イオン

メネデールに窒素·リン酸·カリは入っていません。
中身はズバリ二価鉄イオンの水溶液。高校で二価鉄とか三価鉄って習いましたよね。
植物の生長、特に光合成には鉄が必要で、それが取り込みやすい形になっているのがメネデールです。
芽が出る根が出るメネデールとの強気の商品名はそこから来ています。
鉄は植物には絶対に欠かせない。
一時使い捨てカイロでメネデールもどきが自作できるというのが流行しましたが、あっという間に廃れてしまいました。
やっぱり二価鉄イオン水溶液を安定した状態で保存するというのは難しいことなのでしょう(知らんけど)。
二価鉄イオンは植物の活力の素だから植物活力素という名前に昭和高度成長期の勢いを感じます。

植物活力素とは植物のサプリメント

つまりメネデールは植物に働きかけるものであり、植物の栄養となるものではありません。
使用するのは植付け時、刺し芽の発根、生け花の水揚げなどが代表的であり、あくまでもほかの環境が整っているのが前提です。
栄養分がない土に苗を植付けてメネデールをやっても全く意味がありません。
水やり毎にやる人をたまに見かけますが、もったいないだけだと思います。

肥料のあとにメネデール

野菜を育てるのに欠かせない肥料。
私はあまり使わない方ですが、それでもプランターバッグという限られた土の中で本来の環境とは違う条件で野菜を育てています。
育ちがよくない時は肥料をやって、そして効きが悪いと思ったら更に肥料をやるのではなくメネデールを使います。
大概それで何とかなりますが、それでも元気がないときは根に虫がいると思ってまず間違いなし。
私の場合はコガネムシの幼虫が原因だったというのがよくあります。
肥料➡メネデール➡ダメなら撤収。生長途中の撤収の目安にもしています。

会社が鉄を推している

これにも鉄が…

ちなみにこれはメネデールシリーズの液肥。無色透明で匂いもないから愛用しています。液肥は即効性があるのがありがたいですし、あまりやりたくない時にうんと薄めて使用したりできるので便利です。いろいろな液肥があるので自分好みのものを見つけておくといいと思います。「鉄」入ってます。