木酢液のいろいろな使い方

夏場の生ごみコンポストのしつこいコバエ問題。我が家では木酢液が救世主になってくれています。規定の濃度に希釈してかけて下さいね。ありがとう、木酢液。

木酢液ってお酢の匂いじゃなくて燻製の匂い

木酢液を買ったもののこんなニオイとは思わなかった。
お酢っぽい匂いかと思ったらこう来たか。OK了解。とりあえず物置へ。
と流れるような動作で物置につっこみその存在すら忘れていました。
けれどある日見つけてちょっと使ってみたら結構使える(当たり前)特にコンポストに重宝しています。
そしてコンポストのためにリピートで買ってます。こんな日が来るとは。

コンポストに最高!

生ごみコンポストの私のYouTubeでも言っていますが、「土多め水少なめ」で本当に臭わないしウジムシも湧きません。
ただ真夏のコバエはなかなか根絶というわけにはいかない。
生ごみを発酵させているのですからコバエが来て当然なのですが、我が家は窓の下にコンポストを置いているのでどうにかしたい!

土壌改良の木酢液を試しに生ごみコンポストにかけてみたら、コバエがきれいに消えたのです。
いや消えたは言い過ぎで一週間もすれば戻ってきます。
でも却ってそのことも好印象でした。独特の匂いが虫よけとなっているだけだからだそうです。

ただあの癖のある木酢液匂いは希釈してコンポストに混ぜ込むと気になりません。
不思議と木酢液の燻製臭もしなくなるのです。
そして木酢液を投入しても殺菌などしているわけではないのでコンポストの発酵には影響は出ません。
木酢液はちゃんと既定の濃度に希釈して使っています。

木酢液にもいろいろ

私の使っている木酢液は園芸用ではない少しだけお値段高めのものです(お風呂用と書いてあります)

注意して欲しいのは園芸用の安い木酢液はホルムアルデヒドが含まれている場合があります。木酢液はかなり希釈して使うので少々お高いものを購入しても家庭菜園なら長持ちします。
ちょっとのことで安心できるなら品質の確かな木酢液を購入しましょう。庭で使うなら尚更です。

コンポストだけじゃない

木酢液はコンポストだけに使うわけではありません。土壌改良にも役立ちます。

土も希釈した木酢液も弱酸性なので酸度調整にはなりません。
でも私は堆肥の仕上げとして、休ませている土のコガネムシの幼虫除けとして使用しています。
実感している効果としては土のパサパサした感じがなくなってふんわりする気がします
。植え付け前の土にも使って良い結果がでています。
使い回しのカチカチの土に堆肥を混ぜる時、ぜひ木酢液も使って下さい。

葉面散布は匂いと濃度に注意しよう

木酢液を葉面散布すると植物に活力を与え、防虫効果もあります。

問題はその匂いと濃度です。
ピーマンやナスの葉面散布なら大賛成ですがレタスにはどうでしょうか。
あの癖のある匂いを生のまま食べる葉物野菜に使うのはちょっと抵抗があります。
私は実物野菜か根物野菜にしか木酢液は使いません。
でも使用後10日以上経ってからの収穫には問題ないのかもしれませんね。
私は献立に合わせて急に収穫したりするので、葉物野菜には散布していません。

また実物野菜や根物野菜に使う場合でも濃度には気を付けています。
注意書きの通りに希釈しても、散布後太陽が当たって一気に水分が蒸発すると葉が茶色く変色してしまいます。
注意書きの倍くらいの薄さの濃度から始めて丁度いいくらい。
ハダニやアブラムシなら農薬処理する前に使ってみて下さい。
私は農薬を使わなくても済んでいるので効果が出ているのだと思います。
濃度はくれぐれも薄めから試行錯誤して下さいね。