常緑の宿根草(多年草)を買うべし!スーパーアリッサム

常緑の宿根草(多年草)はガーデニングを変える

ガーデニングは好きだけど、お金も暇もかけていられない…
この悩みを花を選ぶことによって解決してみませんか?
今、園芸界は常緑の宿根草(多年草)の品種改良が活発です。
日本の現在の気候に合った、一年中緑の葉を枯らさない、花期の長いいいこと尽くしの花苗。
一度植えたらあとは水やりと肥料だけでずっとそこで咲いてくれる。
楽!画期的に楽!
一株500円はするので、最初は高いなーと思ってしまいますが、すぐに元が取れる!
木でもないのに何年も咲いてくれ、そして花期も長めが常緑の宿根草(多年草)の特長です。
常緑なので、季節によって休眠し地上から消えたりすることもありません。
あまりに一年中咲いているので、ご近所さんに造花と勘違いされる。
そんな常緑の宿根草(多年草)をガーデニングに取り入れましょう。

スーパーアリッサムの発売時期は?

スーパーアリッサムは、葉は一年中枯れず、花はほぼ一年中咲く文字通りスーパーなアリッサム。常緑の宿根草(多年草)です。
小花が集まった可愛いアリッサムは、一年草であり、一年で枯れてしまいます。
でもスーパーアリッサムは違う。
高さもボリュームたっぷりに生長し、鉢植えでも一株が直径50cm以上のドーム状に育ちます。

普通、花苗ってラベルみたいに上手く咲かんやーん!ってなりますが、スーパーアリッサムはちゃんと下のラベルの通り、いやそれよりもっと大きく咲いてくれます。
めちゃくちゃコストパフォーマンスの高い、一年中フルに存在感を示してくれる。

発売元は安心の「PW」
PWとは植物の国際ブランドPROVEN WINNERS(プルーブンウィナーズ)の略称。
世界中から20社の企業が参加している、とても信頼できる植物の国際ブランドです。

スーパーアリッサムの発売時期は2月~5月、もしくは10月~11月なのですが、実店舗なら1月(もしくは9月)ぐらいからチェックを始めて下さい。
予約で売り切れてしまう場合がとても多いのです。
時期を問わずに入手したいなら通販で探した方が確実です。

スーパーアリッサムの実力を発揮させるには

スーパーアリッサムは生長が早く、購入時は9㎝ポットが大きく感じるくらいの小苗であっても地植えや鉢に定植すると二か月で直径50㎝くらいに広がります。
だから鉢は7号くらいがおススメ。
根は直根性なので浅鉢や下が細くなっている鉢は避け、プランターバッグのような土のしっかり入る鉢に植えて下さい。
グランドカバー目的で地植えにするなら、広がる余地を考えて株間は十分に開けて下さい。
一年で白い絨毯のようになります。

大きく育てるコツは定植してから太陽に当てること、定期的な肥料と水を切らさないこと。
PWのHPにはスーパーアリッサムは真夏と真冬は咲かないとありますが、最近関西では冬も花が咲いています。
花が咲いている間は暑くても寒くても、固形肥料でも液肥でも定期的な施肥を続けること。
肥料が足りない株はわかりやすく、株元の葉が黄化して花が減ります。

スーパーアリッサムは冬の切り戻し厳禁

スーパーアリッサムは関西なら冬に一時期花咲いてはいるものの、数が減ります。
常緑で一年中生長が盛んなため、この時期に切り戻しすべきかと思ってしまいますが、これは絶対にやったらダメ。
スーパーアリッサムは真冬でも脇芽を出して蕾を蓄えています。

冬に出てくる脇芽の蕾が株の厚みとなり、春からのスーパーアリッサムの見どころとなります。
普通切り戻しをすると花がふえますが、冬のスーパーアリッサムにおいては切り戻すと花の減る時期が長引き、その後平べったく貧弱な見た目になります。
貧相に見えて手がウズウズしますが、冬の切り戻しは枯れ込むきっかけになる場合もあります。
貧弱な時期は短く、すぐに蕾が見えてきます。
どうしても形が乱れる時は、数本程度のみ切り戻しています。

スーパーアリッサムの切り戻しとアブラムシ

スーパーアリッサムの唯一の欠点はアブラムシ。
みっしり咲く花に隠れて4月~10月はアブラムシに気をつけなければいけません。
スーパーアリッサムの切り戻し適期は6月から9月なので、アブラムシの除去を兼ねてこの時期に切り戻しして形を整えます。
切り戻し直後は花がないけど、これはしょうがないですね。

スーパーアリッサムの切り戻しは自分の理想とする形にするのがコツ。
脇芽を増やすためにガッツリ刈り込むのではなく、形を整えるのが目的です。
アブラムシがたくさんいる茎は切った方が早いので、切り戻しと兼ねて虫退治ができるのはありがたい。
薬が使える場所ならオルトランを使ってもいいと思います。

スーパーアリッサムは花殻摘み無用

スーパーアリッサムは咲き終わると小さな花びらは風に乗って飛んで行ってしまい、花殻摘みは必要ありません。
これはグランドカバーとして花壇に植えるときの素晴らしい長所です。
パンジービオラのように、ほとんどの花は花壇に植えると這いつくばって花殻を取らないと見苦しいし、種が出来て株も弱ります。
スーパーアリッサムにはそれがないというだけでもありがたい花です。
常緑なので一年中下の地面には日が当たらず、雑草の発芽を抑制する効果もあります。

花びらが散っても先端はさらに伸びながら新たな花をつけますし、その近辺からも芽が出て蕾が出てきます。

黄化した葉は肥料切れのサイン

スーパーアリッサムは肥料が切れるとわかりやすく葉が黄色く(白丸部分)なります。
定期的にちゃんと肥料をやっていると黄化した葉は自然に落ち、新しい芽(青丸部分)が出てきます。
このとき下に落ちた黄化した葉は取り除いておきましょう。
モコモコにみっちり花が咲くので、下に落ちた葉をそのままにしておくとカビが生えます。

ガーデニングは楽しよう!

PWブランドは日本の気候に合わせた常緑の宿根草(多年草)を多く出しています。
私は徐々に庭の花を手入れの少ないPWブランドの常緑宿根草に植替え中。
ガーデニングがとっても楽になりました。

ガーデニングは好きなんだけど、ちょっと楽したい。
そんなときは常緑の宿根草(多年草)を選んで活用して下さいね。