帯状疱疹ワクチン『シングリックス』打ちました

増えている帯状疱疹

帯状疱疹に罹ったという話を聞くことが増えました。
帯状疱疹を知らないわけではなかったし、人にうつる病気ではないのは百も承知です。
でもここ2年ほど「流行ってるの?」と勘違いするほど周囲に罹る人が増えました。
コロナウイルスの流行と関係があるとかないとかは素人なのでわかりません。
最初CMで80歳までに約3人に1人がなると聞いた時、それはないわーと思ったけど、周りの状況を見回すとホントそうかも…と思えてきた。
確実に帯状疱疹に罹る人が増えているし、その症状、後遺症、どう考えてもシャレにならない感じです。
後遺症に悩む知人が「打っておいたら良かった…」と後悔している帯状疱疹ワクチン。
50歳を過ぎていることもあり、打っておこうかと考えるようになりました。

帯状疱疹ワクチンは2種類あります

帯状疱疹ワクチンを打つには50歳以上であることが必要で、ワクチンは2種類あります。
帯状疱疹は体内に眠っていた水疱瘡のウイルスが再び活発化するのが原因。
一つは水疱瘡を防ぐのを目的とした水痘ワクチンを帯状疱疹にも流用するパターンです。
水痘ワクチンは弱毒化したウイルスを1回接種すればよくて、50歳以上の大人が帯状疱疹を目的として自費で打つ場合、接種代金は8,000円です。
クリニックのざっくりとした説明では、効き目は5年、効果は50%といわれました。
効果50%ということは半数の人は帯状疱疹の症状軽減がないということで、私はこれでは打つ意味がないと思いました。

もう一方はシングリックスという遺伝子組み換えの不活化ワクチン。
2回接種が必要で料金は44,000円(22,000×2回)、接種の間は2ヵ月空けます。
今盛んにCMを流しており、高価であることからも印象に残っている人も多いはずです。
効き目は10年、効果は90%あるということから、私はこちらを選びました。
うちの自治体はやっていませんでしたが、市町村から助成費が出る場合もあります。
クリニックで予約を取る前に、自治体のHP等で確認して下さい。
ワクチンの接種料もちょっと前後する場合があるようです。

シングリックスを打つ病院の探し方

打つクリニックを探すのに、始めは【帯状疱疹ワクチン ○○市】で検索かければすぐに見つかると思っていました。
けどこれでは帯状疱疹治療はやっているけどワクチン接種はやってないクリニックもヒットしてしまいます。
私は無駄な電話を何本もかかけてしまいました。
手っ取り早く、グラクソ・スミスクライン株式会社がやっている以下のHPを利用しましょう。
無断でリンクを貼っていいものかどうかわからないので、グラクソ・スミスクライン株式会社から怒られたら下のリンクは外します。

帯状疱疹予防.jp (taijouhoushin-yobou.jp)

シングリックスをやっている病医院は水痘ワクチンもやっているとことがほとんどなので、水痘ワクチンを帯状疱疹予防目的て打って欲しい場合もここから調べるのが早道かもしれません。
トップページの右上に病医院検索したいひとのボタンがあるのでポチリ。

次のページを続けてポチリ。

すると検索ページが出てきます。

市町村の名前を入れる時には「○○市」と入力しないと、「○○」だけでは他の地区のクリニックも表示される時があるので気をつけて下さい。

シングリックスを打つ病院を決めたなら

シングリックスは2ヵ月期間を空けて2回打ちます。
2ヵ月後のスケジュールも考慮し、自分の予定を決めてからクリニックに予約しましょう。
小さなクリニックの場合、予約に合わせてワクチンを仕入れる場合もあり、自分の予定とクリニック側の都合をよくすり合わせて予約を取るようにして下さい。

あっという間のシングリックス

自宅で熱を測ってクリニックに行きました。
問診表を記入し、シングリックスはコロナウイルスワクチンと同じ筋肉注射であること、よって腕が上がらないなどの副反応があることを丁寧に説明してもらって注射を打ちます。
その後念のため10分ほど様子をみて一回目の接種が終わりました。
「筋肉注射といっても副反応はコロナワクチンよりずっと少ないと思うよ」とのお話の通り、私は副反応もほとんどありませんでした。
でもこれは個人差があると思います。

問診票はこんな感じ。二回目には記入して持ってこれるようにと渡してくれました。
インフルエンザの時と似た感じの問診票です。

実はこの日関西には珍しい異常寒波で休診になる病院もあり、私の予約したクリニックも患者は予防接種の私だけ。
22,000円を払って20分ほどで一回目の接種は終わりました。
2か月後二回目の接種をします(数日遅れるのは許容範囲)

シングリックスは高いか安いか

シングリックスの44,000円は確かに高い。
ただFPとして50歳を過ぎて健康にお金を惜しむと、後々もっと大きな出費に見舞われることもよく知っています。
例えば家事の担い手である主婦が帯状疱疹になると、治療費以外にその間の食事の調達や家族の送り迎えなどに、44,000円をはるかに超える臨時出費が必要となるでしょう。
70、80歳代は自身の健康にのみ集中してお金を使えばいいのですが、50、60歳代はそれに派生して起きる家事や仕事の外注費用、スケジュール組み直しのストレスも考慮して下さい。

周囲の帯状疱疹経験者は年齢が上がるほど後遺症もひどく出ています。
だからこそ50歳以上には帯状疱疹ワクチンの接種を推奨しているのでしょう。
私も50オーバー。
幸い体調不良もなく、シングリックスを打てる状態にありました。
思い切って打っておいて良かったなと思っています。
忘れず二回目も打ちにいきます。

ワクチン注射というものに抵抗がない方。
確かに痛い出費ですが、シングリックスを打っておいてもいいのではないでしょうか。