プランターバッグでエンドウマメを最大限収穫するには

グロ子
グロ子

私はプランターバッグで面積当たりの収穫量をどこまで増やすことが出来るかに挑戦しています。そしてエンドウマメに関してはその極意を極めた気がします。
プランターバッグでない人にも参考になるはずです!

一粒でも多く実らせたいという欲と野望
Instagramではそんなこと言えない

プランターバッグのサイズについて

プランターバッグ3L

1個でたくさん収穫できるのはやはりプランターバッグ3Lです。
直径30cmの一番大きいサイズなのでこの1個で1㎏以上のエンドウマメが収穫できます。
28L以上の土が入りますがそんなに土を入れる必要は全くなくて、約6分目から7分目くらいで充分です。
深さも40cmあるので支柱もしっかり刺さって動きません。
エンドウマメは必ず支柱が必要となりますし収穫前は重心が高い位置になります。
支柱は底までしっかり刺さることを確認しておきましょう。

プランターバッグは茶筒のような円筒形なので考えている以上に土が必要となります。
ただ3Lは土の量が多いだけあって水やりがMやLより楽。回数も少なくて済みます。
頻繁に移動させるわけでもないなら、正直なところプランターバッグLを2個育てるよりこっち1個の方が手間は少なくて済みます。

プランターバッグL

そう言いながら、私はプランターバッグLを使うことが多い。
理由は庭が狭いので秋に種まきしてから実が付き始めるまでの期間に頻繁に場所を変えたいから。
Lなら1個で平均でもエンドウマメ500gくらい収穫できます。
直径20cmで深さは30cmなので土は9分目くらい入れて下さい。
これは土の量の問題ではなくて支柱をしっかり固定させるためです。
生地がメッシュで硬いので6分目くらいの土でも支柱は立ちますが、実が付いて重心の高さが上がるとひっくり返ってしまいます。
後から土を足すのは意外と面倒なのでしっかり土を入れてから種まきや定植をしています。

プランターバッグM

プランターバッグMを使う場合土の量的は十分なので、実が付いて重心が上がってから支柱ごと倒れないよう注意して下さい。

エンドウマメは密集植えで最大の収穫量となる

先ほどから支柱の固定について何回か書きました。
何故でしょう。
プランターバッグではエンドウマメを密集植えすることが可能なので、一つのプランターバッグに半端ない量の豆ができるからです。
支柱にかなりの重さがかかるのです。

密集植えすることにより面積当たり最大の収穫量が目指せます。

MやLなら8~10株、3Lなら20株くらい育てます。
これでちゃんとした豆が実らないなら植え過ぎですが、ちゃんと充実したエンドウマメが収穫できています。
これに挑戦しなくてどうする。
プランターバッグには密集植え一択です。

プランターバッグL一個でこれくらい収穫できます。
支柱も傾いていますが気にしない。
密集植えにはこういうことも起こりうるのです。
面積当たり収穫量は飛びぬけています。
こんなに斜めになっていてもこの後エンドウマメはパンパンに太ってちゃんとたくさん収穫できるから大丈夫です。

もともと軽いが売りのプランターバッグなので密集植えにする重心が上かります。
ここは敢えて重心を狂わせてでも密集植えでいきたいと思います。

エンドウマメは種の直まきでも苗でもOK

エンドウマメを直まきするとなると種が多めに必要となります。
発芽させて間引くのが惜しい場合は苗作りしましょう。
種の無駄がグッと減ります。最近エンドウマメの種高いですよね。
種の小分けに使うチャック袋を利用した適当な苗作りです。
参考 あるものを利用しよう。場所をとらない苗作り

私は苗の生長加減を揃えて植えています。
上の写真は定植の途中です。プランターバッグLには中心に2株、周囲に6株植えています。増やす時は周囲に8株植えるかな。
間隔は目分量で適当です。

途中で枯れる株があっても収穫期がズレるので追加植えはしません。
密集植えの中の一株だけのために撤収できないのは時間とスペースにロスが出てしまいます。

エンドウマメの花が咲き始めたら液肥をやろう

この写真、プランターバッグ3Lに植えているように見えますが植えているのはプランターバッグLです。
3Lの置き場に困ってカバーみたいに重ねています。紛らわしくてすみません。

今回から固形肥料を使わず極力日に当てて育てています。
この時点ではまだ全く肥料はゼロ。液肥も使っていません。
エンドウマメだけでなくマメ類全般そうですが、早めに肥料をやると葉っぱばっかりになって実が減ってしまいます。

赤花砂糖エンドウの花がチラホラ花が咲き始めました。
このあたりから赤花砂糖エンドウに液肥をやり始め、ついでに他のエンドウにも液肥をやりました。
エンドウマメは蕾が上がってきてからの液肥で充分です。

赤花砂糖エンドウは取り遅れても豆が硬くならないので家庭菜園向きです。
食べるのが追い付かないくらい採れます。

意外なナメクジ対策

場所に困って何気なくプランターバッグLに空のプランターバッグ3Lを重ねて置いていたのですが、今回ナメクジの被害がほとんどありませんでした。

この場所は花壇の真横でナメクジ出没地帯なのですが、こんなことでナメクジを防げるとは思わなかった。
ナメクジに狙われやすいレタスなどにも応用したいと思います。
プランターバッグでなくてダンボールとかでは効果ないのかな…

密集植えで上がるエンドウマメの収穫量

収穫です。

このエンドウマメは南海緑。マメが甘くて柔らかなのですが残念ながら莢が短い。
でも莢の短さは密集植えの大豊作がカバーしてくれます。
プランターバッグL2個で1300gの収穫がありました。
途中ですこしずつ収穫しているので実際はもっと収穫できています。

莢が長いエンドウマメを探しみたで紹介した品種で、よりコストパフォーマンスを追求した栽培するのもいいと思います。
莢が長くておいしい実がいっぱいできる品種ばかりです。
今回私は種が入手できませんでしたが、来年は何としてでも種を手に入れて育てようと思います。