早めがコツ!成功するピーマンの種まき

ピーマンの種まきは2月から

野菜は種から育てるのが一番コストがかからないのですが、ピーマンに関しては苗を買った方がいいのではと思います。ピーマンは苗の状態に成長するまでとにかく時間がかかる。春に定植するなら2月に加温しながらの種まきスタートとなります。発芽温度が高めなので調整が難しく、発芽してからもホームセンターで売っている苗のサイズに成長するのに2か月以上かかります。

気温の問題なので6月に種まきすれば露地でもあっけなく発芽します。ただ実のなる時期も後倒しになり結果的に収穫量も少なくなります。購入苗なら6月ごろから実をつけ始めるのでこの差は大きい。春先にはホームセンターに苗が並ぶので、もし望む品種が手に入るのなら種まきせずに苗を買ってもいいと思います。

ピーマン栽培のコツ

プランターバッグ一個に一株、中央に植えて下さい。植え付け時に粒状の有機肥料を入れておいてもいいと思います。パプリカもピーマンと栽培方法はほぼ一緒です。

買った苗を定植したら、しばらくは朝夕の低温に注意して管理して下さい。ピーマンは夏の暑さにはとても強いのですが、植え付けからしばらくの間は低温に耐性がなく、あっさり枯れてしまいます。自由に動かせるプランターバッグの利点を活かして風の当たらない場所に移動させてください。定植して根が落ち着くまではたっぷりと水やりせねばならないので、軒下などに夜移動させるだけでに成長に差が出ます。根付くと花が次々咲き始めるので液肥をやってください。

肉厚で大きい品種
甘い子どもピーマン
清楚なピーマンの花

第1果は取れとか枝はどうとか言いますが私は全く気にしていません。夏のピーマンの注意点は水切れのみ。一株当たりの収穫量がとても多い野菜なので、水切れ肥料切れも他の野菜より多い。水切れしたら一旦プランターバッグを水の入ったバケツにつけてすぐに吸水させてください。真夏は鉢底皿を使うなどの工夫が必要となる場合もあると思います。気候によりますが12月まで収穫できる、ありがたい夏野菜です。虫の被害もほとんどありません。

新品種やパプリカにも挑戦しよう

昔のピーマンは癖がありましたが最近のピーマンは食べやすく品種改良されています。特に肉厚種やパプリカの台頭で甘くて大きな実のなる品種が増えました。新品種もパプリカも育て方は同じ。初期の低温と真夏の水と肥料切れさえ気をつければ虫にも強く手がかかりません。

ピーマンは収穫して冷蔵庫の野菜室に入れてからでも長期間保存できます。一株から出来る実の数もミニトマト並み。むしろ収穫に追われる感じになりますが、収穫していかないと次の実が大きくなりません。どんどん収穫して液肥をやり次の実を大きくしていきましょう。日持ちするの野菜なのでその日に食べなくても収穫できるものは収穫してしまいましょう。