外出自粛で観葉植物ブーム
コロナウイルスの流行による生活の変化。
すぐに終わると思われていた自粛生活も長期に渡り、それによって消費も変わりました。
園芸界では観葉植物がよく売れたそうです。
この時期の観葉植物の購入者は、全く新規の観葉植物初心者によるものが多かったそう。
zoomの背景に置きたいなんて方もおられたそうです。

コロナ収束と梅雨。今がヤバい
2022年の6月、外出自粛が終わりもうすぐ梅雨を迎えます。
今までは在宅勤務で常に換気されていた家も締め切って留守になることが増えます。
この時期注意すべきは観葉植物のカビ。
掃除も欠かしていない、エアコンクリーニングもやった、なのにくしゃみや咳が止まらない。
それ、観葉植物のカビが原因かも。
観葉植物の土にカビが生えていないかチェックして下さい。
冬の間話題になった加湿器肺炎。
加湿器内部にカビや菌が繁殖して起こる肺炎ですが、それと似たようなことが観葉植物でも起きています。
カビが繁殖するのは土

- 温度 20度から30度
- 湿度 60%以上
- 栄養 有機物質全般
以上3つの要素が揃うとカビの繁殖が活発になります。
1と2は不可避な場合が多いので、せめて3を避けるべく食品は直ちに冷蔵庫に入れなくてはいけないのですが観葉植物の土にそれは無理。
観葉植物は直射日光を嫌うものが多いので窓のない場所にでも置いてしまいがち。
そして手がかからないので毎日チェックすることすらありません。
その気はなくてもカビが繁殖する条件を整えてしまっているのです。

ただでさえ有機物質を含む土なのにコーヒーかすを置いたりしていませんか?
発酵させないコーヒーかすは肥料にはなりません。
白いカビが繁殖するだけなのでやめておきましょう。
カビの除去と防止は簡単
観葉植物の土にカビが繫殖したからといって絶対にあわててかき集めたりしないで下さい。
カビの胞子が宙に舞ってしまいます。
土にカビが生えてしまったとしても、除去は簡単にできます。
どこのご家庭にもある消毒用アルコール、アルコール除菌スプレーを吹きかけるだけです。

観葉植物にラップをかけてからカビの部分を中心に土にアルコールを噴射して下さい。
それだけでカビは消えます。私はキッチン用のアルコール除菌スプレーを使っています。
カビ退治に大切なのはスピード!
見つけたらすぐに植物を植えたままの状態でアルコール消毒してしまいましょう。
水やりはアルコール分が蒸発してからにして下さい。

カビが消えたら観葉植物をこの時期だけでも移動させましょう。
風の通り道に置くと鉢周辺の湿度が下がります。
あと水やりの回数が多くないか、鉢の受け皿に水が溜まっていないかも確認して下さい。
観葉植物の土のカビ、一旦鉢の中の土を出してアルコール消毒することを勧める方もおられます。
もちろんそれがベストなのですが、大きな観葉植物などは場所や敷物の確保から始めなくてはいけません。
グリーンレンタルの業者さんは一旦土を出してアルコール消毒するなら、消毒した土を使わず新しい土使うべきと言っておられました。
カビ退治に大切なのは今やることです。
気付いてすぐに対処すればカビは広がりません。
丁寧なやり方はまずは横に置いといてアルコール消毒、そして移動です!
まずはこれを実行して水やりを見直しましょう。
高温多湿の日本の夏、人間も植物も快適すごしていきたいものです。