家庭菜園が続かない原因

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育てる野菜のチョイスは正しいのか?

家庭菜園をやってみようと思ったものの、一度やっただけで終わってしまった。そういう方は多いのではないでしょうか。

その時育てたものは何でしょう。ラディッシュ?それは野菜のチョイスがおかしいですね。続かないのもしようがないです。私は今まで生きてきて「ラディッシュに目がないの。美味しいよね」「好物?ラディッシュかなー」なんていう人に出会ったことがありません。ラディッシュに罪はないけど、しょっぱなにラディッシュを持ってくると、家庭菜園と食卓との繋がりが見えなくなってしまいます。何故ラディッシュを選んだのか。育てやすい野菜の代表だから。それでは育った時点で話は完結してしまいます。ラディッシュには悪いけど…

家庭菜園で育てる野菜を選ぶ基準は美味しく食べることができるかどうか。育てたところであまり食べないだろうけど、では意味がありません。野菜は食べてこそ意味がある。自分の食事の材料として考えましょう。収穫が待ちきれなくてワクワクする大好物。そんな野菜をを育てなくてどうするという話です、まずは自分の食べたい野菜を育てましょう。

家庭菜園の本来の目的は何か?

家庭菜園は植物を育てる喜びばかりにスポットライトが当たってます。でもその育てた野菜が毎日の食事に活かされてこそ続けることができると思います。そこが野菜と花との違いです。

美味しく食べることにポイントを置かず、育てやすい野菜を育てると収穫したら終了です。でも食べたい野菜を育てると収穫してから食卓に上がってお腹に入るまで楽しめます。思うような味ではなかったとしても「何故なんだろう」と考えて調べる好奇心も出てきます。家庭菜園のゴールを収穫にしてしまってはダメです。それはプロの農家さんの場合。『家庭』菜園のゴールは食卓です。

よく「ピーマン嫌いの子にピーマンを育てさせて克服させよう」という話を聞きます。私に言わせればこれは動機が不純。食べてもきっとその一回だけだと思います。まずは楽しくなければ。家庭菜園は趣味なのだから楽しむことだけ考えればいいと思います。自分で育てた野菜を食べるということが定着してから苦手な野菜に挑戦しても遅くはないと思います。

自分が出来る範囲を超えていないか?

定年後の趣味として家庭菜園を始める方がやってしまうことが多いパターンです。いきなり広い市民農園を借り、あっさり挫折した人を何人も知っています。まずは自分一人で出来るかどうかを検討して下さい。家族の協力ありきでは必ず無理がきます。家庭菜園は趣味なので他の人に押し付けてはダメ。確かに食卓に上げれば家族も食べてくれますが、それすなわち家族も家庭菜園を手伝うというのは間違いです。まずはプランターバッグなどを使い、自分で出来る範囲で野菜を育てることをお勧めします。

大抵の人は4月頃から家庭菜園を始めますが夏の水やりで挫折してしまったというのもあるあるです。それに必要な時間と体力がどのくらいのものか、ゼロから始めるなら見当だけでもつけておいた方が良いと思います。

家から離れた農園を借りるならその農園に水やりサービスがついているのか、ついてないなら水やりに通えるのかを考えてから借りて下さい。これなら続きそうと思うことができてから農園を借りても遅くはありません。多くの貸農園は年単位の契約と思います。夏で挫折して放置すると賃貸料が無駄になるだけではありません。年間の管理義務もあるので雑草だらけにしては周囲から苦情の原因にもなりかねません。その手のトラブルをよく耳にするようになりました。

土や道具も必要になってから、使い勝手の良いものを少しずつ買い足していきましょう。大々的に始めずに出来ることを増やしていく方が絶対に楽です。少しずつ暮らしの一部に家庭菜園を加えていきましょう。

失敗したら次の野菜へ。状況が変わったら休もう!

野菜はだいたい3ヶ月サイクルで育ちます。どーもこれは失敗したな…と思ったら、さっさと撤収して次の野菜の種や苗を植えれば良いと思います。一旦生育に失敗した野菜はプロも手を取られるのでもう諦めます。次のことを考えましょう。家庭菜園は仕事ではなくて趣味。まずは成功することだけやっていきましょう。目に入るたびに凹んでしまう状況なら、すっぱりリセットして新しく始める。ここでリセットできずに辞めてしまうのも続かない理由の一つです。

知識はやりながらつけていけばいい。まずは『楽しい』と思えること。それが一番です。そうでないと続ける意味が分からない。趣味は続けることが大事なのです。最初から何でもすくすく育つなんてことは絶対にありえないのです。まずは楽しむことに集中しましょう。

野菜を育てるようになると作っている人にしかできない美味しい食べ方や食べ頃を知ることができます。自分の食事を自分の手で作ることができる趣味。家庭菜園の楽しさが一人でも多くの人に伝わって欲しい。一回で辞めてしまってはもったいないです。