「元肥」をやめてみる!

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プランター栽培に元肥は必要か?

たくさんの園芸テキストがありますが、家庭菜園は基本的に地植え栽培を前提にしています。またプロ目線が多く、加温器、ビニール温室ありきの話も多い。プランターバッグでやる野菜栽培には実は向いてなかったり必要なかったりする栽培方法もたくさんあります。

最近、定植時に土に混ぜる固形肥料の「元肥」もその一つではないかと思えてきました。

気になる溶け残り

こんなのがたくさんある!

固形肥料を使用しているとちょいちょい見かける溶け残り。地味に気になっていました。

いろいろな原因で溶け残るのでしょうが見つけて全部取り除くわけにもいきません。こういうものは偏った過剰肥料の原因となります。野菜の栽培終了時に全部溶け切ってくれれば良いのですが、栽培期間や必要とする栄養分は野菜によって、また季節によっても違います。

最初から液肥の量で調節できないか?

例えば葉物野菜は生育期間が60日前後のものが多く、最近の有機化成肥料の効果期間より短い。栽培の度に元肥として入れていると確実に過剰となります。また肥料が効いているであろう期間中であっても、実物野菜には集中的に追肥を与えなくてはいけない時期があります。元肥を入れていても追肥をやらなくては実が大きくなりません。

プランター栽培は土の量が少ない分、液肥をやるとすぐに効きます。プランター栽培の追肥には液肥をが本当に便利。だったら確実に量をコントロールできる液肥を最初から使えば良いのではないかと思えてきました。

液肥の濃度や与える頻度は自分で調節できます。万が一やりすぎてしまっても水を多くかけることで肥料抜けは簡単です。液肥をやったあと大雨が降ると効果が出ないのはそのためです。

比較栽培の結果は一緒

びっくりするくらい一緒

元肥の有無で差がつくのか、比較的栽培期間の長い白菜で実験してみましたが全く差はありませんでした。

結局プランター栽培で重要なのは追肥です。追肥を全く与えなければ差がつくのでしょうが、それは当たり前。「液肥を生長に合わせて与えれば元肥はあってもなくても関係ない」ということが知りたかった実験です。

液肥だけで立派な白菜が育ちました。元肥の有無は無関係です。

家庭菜園を可能な限り単純に

プランターバッグでの野菜栽培は生長期間に合わせて液肥をやれば充分。普段から土のメンテナンスに気をつけていれば元肥は無くても構わない。私は何事もシンプルにしたいのでこれで行こうと思います。もしどうしても固形肥料を使用したいのなら生育期間の長い野菜にのみ使用すべきです。緩効性の有機化成肥料を土壌改良を兼ねた追肥として少量、プランターの土で溶け切る量だけです。

プランターバッグの野菜栽培なら、使う肥料をまずは液肥に限定して野菜が本当に必要としている養分を見極める。それが簡単に野菜を育てるコツに繋がると思いました。